KORG Gadget
COMPOSITION COMPETITION
GadgetSonic 2026
🌴 GREEN EARTH FIELD 🌴
👑 BEST OF SONIC 👑
167|Imori(イモリ) ”Winding Road and The Adventure of Shining Jewels“
選評:このステージでグランプリに輝いたのは、Imoriさん!コミカルな主題を軸にオーケストレーションで仕上げた6分39秒の大作だ。
曲の構成、目まぐるしく変わる展開、テンポ、金管、木管、弦楽器、ピアノ、打楽器を含めた丁寧なオーケストレーション。
緩急、強弱も織り交ぜ、ここぞいう場所でのティンパニーやシンバル、トライアングルの登場。綿密に作り込みされており中弛みすることなく、終始高い完成度のまま、エンディングもこれぞ!といった気持ち良さで完結させている。
もう少し掘り下げていくと、
第一主題0:00〜0:34 コミカル
第二主題0:34〜1:30 triplet
第三主題1:30〜2:27 ロマン派風
3つの主題が曲中に登場するのだが、転調、テンポ、アレンジにも変化を加え何度か登場する。同じ主題でも転調したりアレンジやテンポを変え、そのままコピペする手法は取っていない。
第一主題のフレーズが曲間3:40に音程、テンポやアレンジを変えながら。第三主題4:29〜5:20第二主題のフレーズが5:20最後もう一度に登場し、第一主題が6:28に最後に登場して作品はエンディングを迎える。
皆さんももう一度作品をご試聴いただく際にはぜひこのポイントも参考にいただければと思う。
BEST OF SONIC初戴冠本当におめでとう!
スタンディングオベーションで祝福を!
KORG Gadget
COMPOSITION COMPETITION
GadgetSonic 2026
🌴 GREEN EARTH FIELD 🌴
🎖️ SONIC OF THE YEAR 🎖️
128|mistyminds ”おにぎりとドーナツ”
選評:Chakiさんは毎年新しい試みにチャレンジしており今回はボーカル曲をエントリーされてきた。
まずイントロのピアノリフが強力で、試聴者への掴みとして秀逸。続きを聴きたくなるように誘ってくる。
実体験からインスピレーションを得た面白い視点での歌詞を、Chakiさん自身の肉声により歌い上げる。
1:35からリバーブを強めにかけたコーラスの後の展開に注目。Abu Dhabi によるYSTK節を彷彿させる、これまた強力なおにぎり&ドーナツチョップは本曲のサビの立ち位置としてポイント高し!伝えたいことをA-AA’-chopというシンプルな構成で3分台にうまく収めて、試聴者に伝えている。
エンディングも「ドーナツッ」としっかり締めており、丁寧な作りも評価したい。
【ガジェソニ本戦では、音声データのみで選考したが、曲に合ったポップなMVも一見の価値あり!MVを観ながら視聴するのがオススメ】
168|potatomahawk(ぽてまほ) ”PlazmiRai“
選評:ぽてまほさんのシグネクチャーであるベルとピアノをメインにしたファンタジー色の曲調。
ファンも多いこのぽてまほテイストにちょいワルテイストを加えたらどうなるのか⁉︎終始思い切って振り切ったサイドチェイン全開のちょいワルバージョンのぽてまほさんが登場だ!
MiamiのWOBBLE パラメータや、IFXのサイドチェインを使用して表現されていると思うが、曲全体振り切ったパラメータ振りでグイングインきているのに、ぽてまほさんの作品であるシグネクチャーは失われていない。
疾走感あふれる曲調の中で、1:00あたり一瞬PluckとBellによる安息の景色を見せてくれるが、再び疾走感の中に飲み込まれていく。
新しいぽてまほさんの一面が楽しめた秀作が誕生した。
127|はにわ ”夢行始発”
選評:駅のホームで流れるようなチャイムから曲が始まる。曲名から、これから夢の世界へ旅立つ出発のチャイム。これから始まる音の物語に期待が膨らむ。
ピアノのソロから始まる物語は、ワルツの形で進んでいく。途中さりげなく七拍変拍子が入り、夢の中の浮遊感が表現される。2:30あたりの明るいブラスパートから、Loreの音色が水中をイメージさせる。
後半、ピアノパートから段々と壮大に夢の物語は進んでいき、曲の冒頭と同様のピアノエンディングでしっかり締める。
6:35 出発時に流れたチャイムが流れて夢の世界は終わりを告げまもなく目覚めへ。
夢への旅路を一曲の中でしっかり語った本作は本当に素晴らしかった。
022|makiko YY “Fragile but rigid”
選評:makikoYYさんの曲はテクノなんだけど、どこか人間のノリというかそういうものを感じるのだ。このテクノナンバーはライブで聴きたい!
曲については、空間系エフェクトをしっかり効かせたベースラインがお出迎え。00:28から入ってくるkickからの力強い展開がクールすぎる。
曲中ベースラインは表にグイグイは主張してこないタイプだが、しっかりと曲の土台を任せられており、安定感のあるリズム隊を編成している。
2分を経過する頃から、各パートのソロセクションの掛け合いから、4:42以降の魅惑的なメロディーラインで曲をラストまで引っ張っていく。
疾走感を感じるamazingナンバーの秀作!
169|KeterBear ”Raqia“
選評:迫力あるchorus Padで、曲の世界に引き入れられた後は、高速アルペジオ。今回はKeterBearさんが好まれるピアノではなくシンセ音による高速アルペジオ表現を取られている。新しい感触だ。
1:22からバイオリンが加わり、デジタルの中に温かみが加わってくる。1:43からはコーラスの中、ピアノが奏でられ静寂を包み込む。2:23そしてメロディーパートはバイオリンへ引き継がれていき、美しくも直進的なメロディーラインを奏で、2:45女性コーラスがハモってくる。エンディングもフェードアウトで綺麗に締めてきた。
スピード感と、幻想的、神秘的、そして荘厳を内包した素晴らしい秀曲だ。
137|on and on ”free to fly“
選評:曲中全般においてのボーカルトラックの使い方が秀逸。
80‘s technoを彷彿させる8分音符で刻む機械的なベースラインが曲を終始引っ張り+リズム+ボーカルのシンプルな編成。
曲の中盤からは、glass系PadとLeadが互いに共鳴し合うように、曲のイメージにマッチした2つの音色が彩りを添える。
エンディングもボーカルのチョップで余韻を残して終わり、曲の構成、長さもちょうど良く、何度でもリピートして聴いてしまう中毒性の高いビートトラックである。
MIXもバランスよく仕上げており、数種類のスピーカーでの試聴時も気持ちよく曲を味わうことができた。
ElectroTechnoのPopナンバーの秀作として選出させていただいた。
147|Santa OJ Sound ”夏のまどろみ“
選評:この曲は曲名から、自身の頭の中に情景を思い浮かべながら目を閉じて試聴することをおすすめする。
晴れやかな晴天に少しの雲。そんな夏の日を想像させるchillナンバー。音色を中高域に設定していること、少ない音数と、そこから生まれる音の隙間も曲全体の清涼感を表現している。
1:32からVancouverからの打撃音、波の音が聞こえ、今までの景色に波打ち際の浜辺の景色が加えられる。心憎い演出である。
2:30からは優しいピアノの旋律、3分辺りのHelsinkiが木漏れ日をイメージさせ 、3:12から最初のパートに戻ってくる。最後はパンが右に左に揺れゆくLoreの音で締めくくる。
さあ、肩の力を抜いて目を閉じて試聴してみよう。あなたにはどのような夏の景色が見えただろうか。
149|kokagemagic ”多重花火の夢(superposed fireworks)“
選評:どこかノスタルジーを感じさせる曲調とコード進行。
曲全体を複数の金属・ベル系の音色で揃えて、とても涼しげで儚げな一曲。前奏のベル系、メインのベル系、奥でなっている飾りのベル系を上物として編成し、音数を抑えながらも素敵なメロディーラインを構築している。
ベースも曲に合わせたゆったりな演奏。マリンバ系のアルペジオが、ドラムの代わりにリズム隊を担う。エンディングもこのリズム隊が締める。
音の間の余韻が心地良く響く。今年の夏はこんな思い出ができたなぁ…そんな回想に耽る素晴らしい一作となった。
NintendoSwitch版のポテンシャルを十二分に活用した作品として評価したい。
004|田中KeNT “打上花火”
選評:曲全体を引っ張っている透明感のあるリード音がこの曲の主役。記憶に残るストレートでキャッチーなメロディーラインが印象的であった。
Bパート終盤0:35の転調以降が良い。そして 0:46のサビパートに引き継ぐ最後のF#DEのメロディーの部分が非常に良い。音質について、MIXやgainもいい塩梅で聴きやすかった。
曲の最後は花火のように曲が散って終わる。
ぜひこの続きの花火を観たいと思った作品であった。良かった!
070|BROKEN MIDI ”In The Garden”
選評:Cm7のコードが曲を最後まで引っ張っていく。少し金属味のある音色の選択、少し丸みのある無機質なベースラインも面白い。
1:58からの展開がサイバーパンク風の景色を想像させるような不思議な感覚に陥った。
シンプルな構成ながらも、曲間、奥の方でささやかに鳴っているモーター音やギター、Pad系の音色も世界観の構築の脇役として配置されている。
夜のハイウェイを走っている時に流したい一曲だ。(選者は実際走って聴きました!)
🔥 FIRE RED STAGE 🔥
🌊 BULE WATER LAKE 🌊
🎖️ SONIC MEDAL 🎖️
