GadgetSonic 2026 結果発表!くわしくはコチラ!!

第7回|もうすぐ完成!GadgetSonicに出せる曲へ仕上げよう

前回までのミッションで、もう曲はできています。でも、GadgetSonicで人に聴いてもらう前に、あと少しだけ整えてみましょう。

がじぇ子

64小節の曲が完成しました! 最初は8小節しかなかったのに、ここまでできるなんて思いませんでした。

くらんけ

よく頑張ったね。ここまで来たら、もう曲はできているよ。

でも、人に聴いてもらうには、もっと音を良くしないといけないですよね?

もちろん、整えられるところはあるよ。ただし、今回は本格的なミックスを勉強する回ではないんだ。

そうなんですか?

うん。今回の目標は、きみの曲を最後まで聴きやすい状態にすること。完璧を目指すのではなく、応募に向けて仕上げることだよ。

🎯 今回の目標
音量、響き、曲の展開を見直し、最後まで聴きやすい状態に仕上げる。

まずは音量を整えよう

音量は、どうやって調整すればいいんでしょう?

まずは各トラックの音量を確認してみよう。最初に全体を少し控えめにして、キックから順番に音を加えていくと、バランスを取りやすいよ。

キックを基準にするんですね。

そう。ただし、キックを大きくすればいいって意味じゃないよ。まずキックが聴こえる状態にして、そこにベース、コード、メロディを加えていくんだ。

たとえば、こんな順番で進めるのはどうかな。イメージとしては、キック→ベース→コード→メロディと、下から積み上げる感じだ。

1. 全トラックを少し下げる
2. キックを聴く
3. ベースを少し上げる
4. コードを加える
5. メロディを加える
6. 全体を聴く

じゃあ、具体的な音量の数値を教えてください!

「正解の音量」ってのはないんだよ。使う音色によって全然違うからね。だから、まずは「キックがちゃんと聴こえている?」を目標にするといいよ。

初心者のうちは音量の数値を気にせず、この3つを意識するだけで十分だ。

・キックが聴こえる?
・ベースがキックを邪魔していない?
・メロディがコードに埋もれていない?

なるほど。これなら数値に頼らなくても、耳で判断できますね!

とはいえ、今回のデモソングの音量バランスを教えておこう。あくまで参考程度にね。

これは、各トラックの音量を触ってない状態。肝心のキックが他の音源に埋もれ気味だし、あとで足したTrack 5のメロディが目立ちすぎな気がする。

調整前

そこで、一旦すべてのトラックを下げて、キックから音量バランスを見直してみたよ。

調整後

さらに、ドラムスを担当するTrack 2のハイハットを少し下げて、耳ざわりを改善してみた。こうやって、自分の耳で判断していくといいよ。

調整前
調整後

音量を調整した結果

音を響かせてみよう

音量は少し整いました。でも、コードやメロディが少し乾いた感じに聞こえます。

では、リバーブを試してみようか。音に残響を加えて、空間の中で鳴っているような雰囲気を作れるんだ。

リバーブなし

リバーブを少し加えた例

おお! 音に広がりが出ましたね!

そうだね。コードとメロディトラックに、少しだけ加えてみたんだ。

リバーブをかけるやり方はこうだ。

音源にリバーブを加えるには、MasterのReverbスイッチONで全体のかかり具合を調整し①、かけたいトラックのツマミを上げます②。

たくさん加えた方が、もっと広がりそうですが……

そう感じるかもしれないけれど、強くかけすぎると、音の輪郭がぼやけることもあるよ。「聴こえるようにする」のではなく、「なくすと少し寂しい」くらいでちょうどいいかな。

ビルドアップを、もう少し盛り上げよう

今回は無理して覚えなくても大丈夫だけど、ビルドアップが物足りないときに試したいテクニックを教えるよ。

曲作りに慣れてきたら、ぜひ参考にしますね。お願いします!

ドラムスのパーツの数を増やす

まずは、ハイハットを少しずつ増やす方法を試してみよう。初心者にとって、一番簡単なビルドアップだよ。

こんな感じで、徐々にハイハットの数を増やしてみましょう。

5 Bar
6 Bar
7 Bar
8 Bar

前のトラックよりも、ドロップに向かって盛り上がっていく感じがします!

そうだね。音を少しずつ増やすだけでも、期待感を作れるんだ。今回はハイハットで試したけど、クラップやスネアとかでもOKだ。

フィルターを少し開く

シンセのフィルターを使って、音を変化させる方法もあるんですよね?

こんな感じで……

あるよ。EDMらしくて良いんだけど、初心者には少し難しい。でも効果絶大だから、曲作りに慣れてきたら試してみよう。

たいていのシンセサイザーには、フィルター(VCF)というセクションがあるんだ。

フィルターのCUT OFFというツマミで、音色を変えることができるよ。上げると明るく、下げると「こもった」感じのサウンドになるんだ。

ドロップに近づくにつれて、音を少しずつ明るくしてみよう。「フィルターを開く」操作だ。

なるほど! これが、シンセサイザーで音を作るということですね。

最後に、曲を最初から最後まで聴こう

……少し休憩してから、曲を最初から最後まで聴いてみようか。

途中で止めずに聴くんですね?

そう。今は、細かな音の違いを全部直そうとしなくていいよ。
ただ3つだけ、最初に自然に始まるか。ドロップで盛り上がるか。最後にきちんと終わるか。を確認しよう。

最後まで聴いてみました。最初よりも曲の流れがわかりやすくなった気がします!

いいね。あとは、音が極端に大きくなっていないか、音が割れていないかも確認しておこう。

大丈夫。これなら、人に聴いてもらえそうです!

今回の成果を確認しよう

✅ キックを基準に音量を調整した
✅ ベースとキックのバランスを確認した
✅ パッドやメロディの響きを整えた
✅ ビルドアップのコツを覚えた
✅ 曲を最初から最後まで聴いた
✅ 応募に向けた最終チェックを行った

GadgetSonic初参加チャレンジ:7/8

曲を作るだけじゃなくて、聴き直して整えることも大切なんですね。

そうだね。でも、忘れないでほしいことは、完璧なミックスを作ることが今回の目的ではないんだよ。きみの曲を、最後まで聴ける状態にすることが目的なんだ。

なるほど……。もう少し直せるところがあっても、完成させていいんですね。

もちろん。完璧を目指していつまでも完成しないより、まずは1曲を完成させて、誰かに聴いてもらうことが大切だよ。

次回は、曲を公開し、GadgetSonicへの応募を目指します。近日公開!

おまけ 🎧 応募前・完成チェック

お疲れ様でした! ここまで7回のミッションを経て、GadgetSonicに初参加する曲を作ってきました。
最後に、実際に曲が完成できたかを自分なりに判断できる、かんたんなチェックリストを用意しました。

曲として

  • □ 最初から最後まで再生できる
  • □ イントロがある
  • □ ドロップがある
  • □ ブレイクがある
  • □ 最後に終わる

音として

  • □ キックが聴こえる
  • □ ベースがキックを邪魔していない
  • □ メロディが聴こえる
  • □ 音が割れていない
  • □ リバーブをかけすぎていない

展開として

  • □ ずっと全部の音が鳴っていない
  • □ ドロップで音が増える
  • □ ブレイクで音が減る
  • □ 2回目のドロップに少し変化がある

この14項目のうち、8つ以上がOKならば完成といっていいです。全部できていたら100点満点!
ただ、何度も言いますが、完璧なミックスを作ることが今回のテーマではありません。あなたの曲を他の人が聴いて、最後まで聴ける状態にすること。これこそがただ一つの目的です。