5.3 GadgetCloudで自作曲を公開する。
今回は、KORG Gadgetで作成した楽曲をアップロードして、全世界のリスナーへ向けて公開する方法について。
GadgetCloudとは?
KORG Gadgetの楽しみ方のひとつに、"GadgetCloud"というユーザーコミュニティーの存在があります。
これは楽曲共有サービス"SoundCloud"(サウンドクラウド)のシステムを使い、KORG Gadgetで作成したソングをアプリから直接アップロード→自作曲をワールドワイドに公開できるという、非常に画期的な取り組みです。
SoundCloudとは?
SoundCloudはインターネット上に楽曲をアップする共有サービスとしては老舗で、かつメジャー。
しばしばプロミュージシャン自らアカウントを取ってトラックを公開・配布していることから、一般リスナーの利用者もとても多いサービスです。
今を時めくスクリレックスも、珠玉の名トラック群を気前よく聴かせてくれていますね。
作者のトラックに直接コメントやリプライを付けたり、LikeやRepost(リツイート)、twitterやFacebookなどSNSへのシェアボタンも完備。
ユーザー参加型の楽曲共有サービスとして、確固たる地位を築いているのです。
GadgetCloudに接続する。
そんなGadgetCloudが、どういうサービスなのか体験してみましょう。
KORG Gadgetメイン画面のヘッダーにある、GadgetCloudボタンをタップしてみてください。
GadgetCloudに接続され、すでにアップされている他のユーザーの楽曲がプレイリスト表示されます。
どの楽曲でもいいので、Playボタンをタップしてみましょう。
これらの楽曲は、KORG GadgetのアプリからGadgetCloudに直接アップされています。
つまり、すべてKORG Gadgetのみで作られています。
世界中に存在するGadgetユーザーの力作が並び、とても刺激になりますね。
じっくり聴いて、KORG Gadgetの使い方を学ぶのも良いでしょう。
なお、このプレイリストは「新着順」に並んでいますので、この後あなたが自作曲をGadgetCloudにアップすると、このリストの最上位に表示されることになります。
さて、Gadget Cloud画面の下には、いくつかのアイコンが並んでいます。
たとえば、ランキングをタップすると…
おそらく、再生数や獲得Like数などを自動集計して決められる「週間ランキング」が表示されます。
さすがに上位の曲はどれもハイレベル。
そんな中、自分がアップした自作曲の順位が表示されると、それだけで嬉しいもの。
ここで高いランキングを獲得すると注目度が上がり、再生数が劇的に増えるので、あなたの楽曲がさらに拡散されるという良循環が生まれます!
Gadget Cloudでソングをアップする。
今回は、チュートリアルトラックを作ってみよう編で制作したデモソングを、GadgetCloudにアップロードしてみます。
アップロードのためのレンダリングを行う
アップしたいソングが開いた状態で、メイン画面のヘッダーにあるファイルアイコンをタップ。
表示されたメニューからエクスポートをタップしてください。
続いてエクスポートメニューよりGadgetCloudをタップ。
レンダリング(クラウドにアップするための変換処理)が開始されます。
このソングは「3トラック/16シーン」と比較的データ量が少ないので、筆者のiPad Air2だと数秒で処理が終わりました。
アップロードを中止する場合は、右下のCanselボタンをタップします。
SoundCloudへのログイン、またはアカウント登録を行う
レンダリングが完了すると、SoundCloudへのサインイン、またはSoundCloudアカウントを新規登録するための画面が表示されます。
SoundCloudアカウントを登録済みの場合
すでにアカウントをお持ちの方は、以下のフォームにてEmailとPasswordを入力し、Connect to SoundCloudをタップ。
入力に誤りがなければSoundCloudへのサインインが完了し、引き続きソングの情報を入力するダイアログが表示されます(後述)。
まだSoundCloudアカウントを登録していない場合
アカウントをお持ちでない方は、Create an account on SoundCloudをタップ。
外部リンクのsoundcloud.comへ飛びますので、ここでアカウントの登録作業を行いましょう。
アカウントの登録手順は、この記事でご確認を。
[clink url="https://gadget-junkies.net/?p=1687"]
なお、さきほどのフォームにはSign in with Facebookというボタンもあるのですが、筆者はフェイスブックを利用していないので良く分かりません。
おそらく、フェイスブックのアカウントで、SoundCloudにサインイン出来るのでしょう。
ソングのメタデータを設定する
サインインに成功すると、ソングのメタデータを入力するダイアログが表示されます。
何も入力しなくてもアップロードできますが、タイトルが「2016-11-26 19:31:49 +0000」等となってしまいます。
とりあえず、「曲名」だけは入力されることをオススメします。もちろんアップ後でも変更可。
各項目の入力が出来たら、右上のNextをタップしてください。
ソングをSNSで告知する
あなたがtwitterもしくはFacebookユーザーの場合、SoundCloudにソングをアップした事実を、フォロワーに公表することができます。
この機能を利用したい場合はSNSアイコンをタップし、続けて「告知文章」などを書き込んでください。
SoundCloudへのアップ完了と同時に、SNSにもアップされます。
アップロードを実行する
最後にUploadをタップすると、ソングのアップロード処理が開始されます。
ほどなくアップロードが完了し、以下の通知ダイアログが表示されます。すると・・・。
GadgetCloudのプレイリストに、あなたのソングが表示されました!
まとめ動画。
今回紹介した手順を、動画でまとめてみました。
自作曲を積極的にアップして世界と繋がろう!
ユーザーの方は実感されていると思いますが、SoundCloudは日本人ユーザーよりも、断然海外ユーザー数の方が多いです。
つまり、あなたのオリジナルソングが世界中に広がる可能性が。
曲を作った以上、やはり世の中の人に広く聴いてもらい、感想コメントをもらったり「いいね」を多くゲットできたら嬉しいものです。
アップした楽曲は、こんな感じでウェブサイトやツイッターなどにも埋め込むことができるので、リツイートなどを通じ広く紹介・拡散されることもあるかもしれませんね。
そういったクラウドならではの醍醐味を、あなたもGadgetCloudで味わってみてはいかがでしょう?
それではまた。Have a nice trip!
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