【GadgetSonic 2022】審査員特別賞「SONIC MEDAL」を発表します
熱狂と興奮の中、エントリー206作品の頂点に立つグランプリ「BEST of SONIC」発表をもって閉幕したGadgetSonic 2022。
私たち運営委員会は、GP「BEST of SONIC」、優秀作「SONIC of the Year」に加え、大会に花を添えてくれたユニークなトラックや、大いに盛り上げてくれたアーティストに敬意を表する特別賞🏅SONIC MEDAL🏅を設けました。
7/30より繰り広げられた「真夏のトラックメイキング・バトル」最後のイベントSONIC MEDAL。3作品を発表します!
047:KIHACHI「Funky Turner」
選評:エントリー総数22作品(!)のうち、この作品をピックアップ。
Lisbonを活用したテクノ作品。裏拍サイドチェインの面白みのあるイントロから、ABAの流れで曲が進んで行く。1:50からBパートに入ったところで、8小節の間の曲調がガラッと明るく変わる所が選者好みの部分。
短期間でクオリティーを維持しながら、22作品もの作品をエントリーしていただきありがとうございました。
137:NANOD !!!!!「Arai-san Wave Op.124」
選評:おそらくガジェソニ史上初と思われる、ポエトリー・リーディング(田中 貢太郎 作「風呂供養の話」)によるエントリー。
応募者自身が淡々と紡ぎ出す怪談話を支えるバックトラックは、ストーリーの展開に合わせカッチリと進行。使われる音色も、オーケストラサウンドからシンセベース、ブレイクビーツ系ボトムといった趣で幅が広く、かつフリーフォームなインストはKORG Gadget作品ならでは。それ単体でも十分楽しめる逸品に仕上がっている。
こうした「自作曲に乗せた朗読」は、クイックレコーダーZurich🇨🇭を備えるiOSアプリKORG Gadgetと極めて相性が良く、コルガジェシーンにおいて新たなムーブメントとなる可能性を感じた。本作が是非、その先駆けとなる記念碑的作品になってほしい。
ご応募ありがとうございました。
157:草野龍太郎「自由研究ー10歳の息子と」
選評:10歳になる息子さんの自由研究を一緒に作ったという、ほのぼのとした気分にさせる応募作品。基本的には、音色変化を伴う2小節のシンセリフを、涼しげなパッドとRecife🇧🇷が支えるシンプルなトラック。しかしシーン展開がきちんと行われていて飛び道具的なサウンドもみられるなど、聴きごたえは十分。
そして作者自身が述べている「たとえ楽器ができなくとも、音楽を作る楽しさ・醍醐味を理解できるKORG Gadget」はまさにその通り。きっと息子さんはこの夏、創作の面白さを存分に体験できた事だろう。
高度な音楽知識と演奏スキルが要求され、その進化と引き換えに複雑化の一途を辿るDTM/DAW界。そうした垣根を取り払い、広く作曲の楽しさを提示したKORG Gadget。このプロダクトのユニークさ、素晴らしさをあらためて思う。今年の夏休み、お父さんと息子さんが一緒に作ったこの作品を、ぜひコルグ開発チームの皆さんに知って頂きたい。
ご応募ありがとうございました。
選評:ワンループのリズム・ベースライン・コードに、色々なメロディーを乗せたり、逆にミュートしたりと、KORG Gadgetを活用し、一つの作品に作り上げた。ネットにより、この自由研究は世界に羽ばいて世界のリスナーの耳に届くであろう。
自身、父親の方が自由研究に一生懸命になっちゃって、という思い出がありますが、楽しい思い出でした。子供時代にKORG Gadgetがあったら、私も親子でチャレンジしていたのかなー。親子でとてもいい夏の思い出になったかと思います。ぜひとも今後も親子で作品作りを続けてくださいね。
この審査員特別賞🏅SONIC MEDAL🏅3作品の発表をもって、第5回KORG Gadgetユーザー作曲コンペティション「GadgetSonic 2022」の閉幕を正式に宣言いたします。
それでは、また次の機会にお会いしましょう。大会史上最多となる206曲もの作品をご応募いただいたKORG Gadgetユーザーの皆様、本当に有難うございました!!
🌴 GREEN FIELD 🌴
🔥 RED STAGE 🔥
🐠 BLUE LAKE 🐠