4-1 曲作りのながれをチェックしよう
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KORG Gadgetで曲作りを始める前に、そのプロセスについて軽く押さえておきましょう。
作曲を行う手順としては、イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ…といった具合に最初から作るやり方と、メインとなるワンループを作り込んでおいて、トラックを抜いたり装飾的なフレーズを加えて曲を発展させるサビから作るやり方があります。
もちろん、あなたに合った方法でかまいませんが、このチュートリアルでは、EDMやクラブミュージックといった、今日的なジャンルと相性の良い後者…つまり、8小節分のサビを始めに作るやり方で解説していきます。
チュートリアル「トラックを作ってみよう編」では、こんなポップ・ミュージックを完成させるまでの手順を覚えていきます!
完成形はこんな感じ。とりあえずKORG Gadget 3 for iOSに最初から入っている、5つのガジェット(1ドラムマシン/4シンセサイザー)を使って進めていきます。
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「トラックを作ってみよう編」の進め方
「8小節分のサビを作ってから曲に発展させる」ことが決まったところで、その手順を確認しましょう。
ダンスミュージックに欠かせないビート「4つ打ちキック」から始まり、スネアやハット、シンバルを重ね合わせてドラムトラックを仕上げていきます。
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コード(和音)って、なんだかむずかしそう…そんなビギナーの方でもだいじょうぶ。KORG Gadgetは、一本指で芳醇なコード進行を作る機能がありますよ。
コードトラックをもとに、曲の低域をつかさどるベースフレーズを打ち込んでいきます。
そして、いよいよメロディーの打ち込みにチャレンジ。このチャプターで、リアルタイム入力のやり方を覚えましょう。
楽曲に彩りをもたらす、装飾的なトラックを加えます。ここでは、すでにできているコード進行をもとに、アルペジオ・フレーズを作ってみましょう。
ここまでのチュートリアルで作ったサビの8小節をコピー&ペーストして伸ばし、曲を完成させましょう。
「トラックを作ってみよう編」は、こんなながれで進めていきます。
このチュートリアルどおりに操作すれば、自然とKORG Gadgetの使い方がわかるように解説しますので、ゆっくりお付き合いくださいませ。