- あらゆるループ波形を自動でスライスしてくれるカジュアルなサンプラー。KORG Gadgetでブレイクビーツをやるならこれ。
- 元波形の原型を留めないエディット機能が充実。打ち込みでは得難いフレーズが作れる。
- オーディオインポート機能搭載。外部から好きなループを自由に取り込み、自在にエディットできる。
🇦🇪 Dynamic Loop Slicer "Abu Dhabi"
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| タイプ | サンプラー(スライサー ) |
| プログラム数 | 54キット/50ループサンプル |
| リリース年 | 2014年 |
| for iOS | 対応 |
| for Mac | 対応 |
| for Plugins | 対応 |
| for Nintendo Switch | 非対応 |
| for PlayStation | 非対応 |
| KORG Gadget VR | 非対応 |
| 価格 | ¥1,220 |
| 入手方法 | アプリ内課金 |


Abu Dhabi(アブダビ)は、ループ波形をスライスすることで、全く新しいフレーズに作り替えることができるサンプラー。

Abu Dhabiにループ素材やオーディオ波形を読み込むと、上の画像のように16個のサンプルにスライスされます。
スライスは自動的に行われますが、MARKER①をタップすると、ユーザーが位置を定めることができます②。

このようにノートを順序通り並べると、元の通りに再生しますが…

これらのノートは、ピアノロール上で自由に並べ替えることができます。

こうして「ビートを解体→再構築」することで、まったく異なるフレーズに作り替えることができるのです。
再構築した波形をエディットするためのパラメーターも充実しています。マーカーで区切られたエリアごとに、ピッチ、アタック、ディケイタイム、リバース、ビートリピートなど9種類のパラメーターを適用し、元のサウンドを大胆にリビルドできます。

面白いのは、タッチパネルの特性を活かして「一筆書き」でエディットできること。

こうした試行錯誤をカジュアルに試せるので、ついエディットに没頭して時間を忘れてしまいます。
他にも、テンポと同期可能な"ARP"(アルペジエーター)や…

"WARP CONTROL"と名付けられたXYパッドに、25種類あるエフェクトを選んで適用可能。フィルターや各種モジュレーター、歪み系エフェクトをかけることができます。

またAbu Dhabiは、iOSデバイスやiCloudドライブに保管したオーディオ素材をインポートできます。もはやオリジナルのビートを生み出す可能性は、無限と言えるでしょう。

おすすめ利用シーン

Abu Dhabiは、KORG Gadgetで最も手軽にブレイク・ビーツを楽しめるガジェットです。
「ちぎった波形を並べ替える」「一筆書きエディット」といった偶発性に左右されるワークフローで、打ち込み一辺倒では得られない、面白いフレーズを生み出すことができるでしょう。
なお、同じスライスサンプラー・ガジェットとして、より自由で多彩なビートメイクを楽しめるStockholmもあります。


