- あらゆるループ波形を自動でスライスしてくれるカジュアルなサンプラー。
- 元波形の原型を留めない各種エディット機能が充実。打ち込みでは決して得られないグルーヴ。
- オーディオインポート機能搭載。外部から好きなループを自由に取り込み、まったく異なるフレーズに作り変えることができる。
🇦🇪 Dynamic Loop Slicer "Abu Dhabi"
| ビジュアル | ![]() |
| タイプ | サンプラー(スライサー ) |
| 得意パート | ドラムス FX |
| 得意ジャンル | テクノ/ダンス |
| プログラム数 | 54キット 50ループサンプル |
| リリース年 | 2014年 |
| Switch対応 | 非対応 |
| 価格 | ¥1,220(2024年現在) |

Abu Dhabi(アブダビ)は、ループ波形をスライスすることで、全く新しいグルーヴに作り替えることのできるサンプラー。
KORG Gadget for iOSにおいては、アプリ内課金で入手することができます。
KORG Gadget for Mac および for Plugins には、最初から搭載されています。

Abu Dhabiにループ素材やオーディオ波形を取り込むと、16個のサンプルにスライスされます。

それらのサンプルは、ピアノロールで自由に並べ替えることができます。

「ビートを解体して再構築」することで、まったく異なるフレーズに作り替えることができる上、バラした波形を更にエディットするためのパラメーターも充実しています。
ピッチやアタック・ディケイタイム、リバース、ビートリピートなど、元のサウンドを大胆にリビルドできます。
面白いのは、タッチパネルの特性を活かして「一筆書き」でエディットできること。

こうした試行錯誤をカジュアルに試せるので、ついエディットに没頭し時間を忘れてしまいます。
他にも、テンポと同期可能なアルペジエーターや…

WARP CONTROLと呼ばれるXYパッドに、25種類あるエフェクトを選んで適用可能。フィルターや各種モジュレーター、歪みエフェクトを自由自在にかけることができます。

このようにAbu Dhabiは、元のループをありとあらゆる手段でトランスフォームできます。
さらに、オーディオ素材をローカルやiCloudドライブからインポートできます。もはやオリジナルのビートを生み出す可能性は無限だと言えるでしょう。

おすすめ利用シーン

Abu Dhabiは、KORG Gadgetで最も手軽にブレイク・ビーツを楽しめるガジェットです。
「ちぎった波形を並べ替える」「一筆書きエディット」といった偶発性に左右されるワークフローで、打ち込み一辺倒では決して得られない、面白いグルーヴを生み出すことができるでしょう。
なお、同じスライスサンプラー・ガジェットとして、より自由で多彩なビートメイクを楽しめるStockholmもあります。


