- 存在感あふれる、孤高のモノリードシンセ。
- 空間を切り裂くようなオシレーターシンクの世界を手軽に味わえる。
- 見た目も音作りもクラシカルで真っ当。厳選されたパラメーターで過激なサウンドを。
🇩🇪 Monophonic Synchronized Synthesizer "Berlin"
![]() | |
| タイプ | アナログシンセ |
| プログラム | ファクトリー1:30音色 ファクトリー2:30音色 |
| リリース | 2014年 |
| for iOS | 対応 |
| for Mac | 対応 |
| for Plugins | 対応 |
| for Nintendo Switch | 対応 |
| for PlayStation | 対応 |
| KORG Gadget VR | 対応 |
| 価格 | Free |


Berlinとは
Berlin(ベルリン)は、非常にクセの強いリードサウンドを生み出す、モノフォニック・アナログシンセ・ガジェットです。

モノフォニック仕様ゆえに単音しか出せず、和音を奏でることはできません。しかし、それを補って余りあるオシレーターシンクを搭載します。
オシレーターシンクとは、あるオシレーターの周波数を、別のオシレーターに強制同期させることで基本波形を捻じ曲げ、強烈な音色変化をもたらすテクニック。

簡単にいうと、VCO 1に隷属するVCO 2は、ご主人様が休むのと同時に自分の波形をリセットします。
こうすることで、通常のオシレーターでは不可能な複雑な波形が得られ、個性的な音色を生み出すことができるのです。
そんなオシレーターシンクは難解と思いきや、Berlinは極めて簡単な音色作りを実現しています。
その秘密は、サブオシレーターの存在。

オシレーターシンクは原理上、2つのVCOが必要ですが、Berlinでは一方のオシレーターを「サブ化」する格好で隠しています。これでユーザーは、理論的なことを意識せず音作りに没頭できます。
いかにもコルガジェらしい工夫により、シンセ初心者でも手軽にオシレーターシンク・サウンドを楽しめるのですね。

サウンドの特徴は、オシレーターシンクならではの「うねる」音色。これは他のシンセでは到底真似できません。
「ギュイィィ〜〜ン」というクセのある音色で、存在感のあるサウンドです。
その他の特色としては、テンポシンク機能付きのディレイを装備すること。リードトラックとは好相性なギミックです。
Berlinの使いかた
Berlinは、VCO / MOD画面と、VCF / AMP画面で構成されます。

VCO / MOD画面
VCO / MOD画面は、4つのセクションで構成されます。

- PORTA. / BEND / VIB. 音程変化に関するセクション
- VOLTAGE CONTROLLED OSCILLATOR 基本波形を生み出すセクション
- ENVELOPE GENERATOR サウンドの時間的変化を定めるセクション
- LOW FREQUENCY OSCILLATOR サウンドに連続的な揺らぎを与えるセクション
PORTA. / BEND / VIB.
ポルタメント、ベンド、ビブラートで音程を変化させます。

- Portamento 離れた鍵盤を押さえたときに音が移行する時間
- Pitch Bend 音程を滑らかに操作するコントローラー
- Vibrato Amt ビブラートのかかり具合
VOLTAGE CONTROLLED OSCILLATOR
Berlinのオシレーターです。基本波形に関する設定を行います。

- Pitch オシレーターの音程を定める
- Waveform オシレーターの基本波形をPulse / Square / Saw / Triから選択
- Balance 上げるとシンクされる側のオシレータの音量が上がりクセのある音になる。下げるとおとなしい音になる
- EG / LFO シンク・モジュレーションのソースを、EGまたはLFOで選択する
- Mod Amt シンク・モジュレーションのかかり具合
- Tone シンクされる側のオシレータのチューニング。上げると1オクターブ上のミックスバランスに近づき、同時に音色も変化する
ENVELOPE GENERATOR
VCOのモジュレーション・ソースのうち、EGの動きを定めます。

- Attack 鍵盤を押さえてからアタックレベルになるまでの時間
- Decay アタックレベルから減衰するまでの時間
LOW FREQUENCY OSCILLATOR
VCOのモジュレーション・ソースのうち、LFOの動きを定めます。

- Shape LFOの波形をTri / DownSaw / UpSaw / Square / Sample&Holdから選択
- Freq. LFOの周期を定める
- Key Sync Onにすると、鍵盤を押さえるたびにLFOの波形が最初に戻る
- BPM Sync Onにすると、LFOの周期が曲のテンポに同期する
VCF / AMP画面
VCF / AMP画面画面も、4つのセクションで構成されます。

- VOLTAGE CONTROLLED LOW PASS FILTER フィルター。音色を形づくるセクション
- VOLTAGE CONTROLLED AMPLIFIER アンプ。音量変化を司るセクション
- DELAY Berlinの内蔵ディレイマシン
- MASTER Berlinのマスターボリューム
VOLTAGE CONTROLLED LOW PASS FILTER
Berlinの音色を形づくるフィルターセクションです。

- EG 1 VCO / MOD画面のEG 1がフィルターに働きかける度合いを定める。EGの設定によって、フィルターが開く(閉じる)効果が得られる
- LFO VCO / MOD画面のLFOがフィルターに働きかける度合いを定める。いわゆる「ワウ効果」が得られる
- KBD キーボードアマウント。上げると音程が上がるにつれフィルターが開く
- Frequency フィルターのカットオフ周波数。上げると明るい、下げるとこもったサウンドになる
- Resonance フィルターのレゾナンス。カットオフ周波数付近を強調してサウンドにクセをつける
VOLTAGE CONTROLLED AMPLIFIER
音量に対する時間的変化を定めます。

- Attack 鍵盤を押さえてからアタックレベルになるまでの時間
- Decay アタックレベルからサスティンレベルになるまでの時間
- Sustain 鍵盤を押さえている間の持続レベル
- Release 鍵盤を離してから音が消えるまでの時間
- Legato Onにすると、前の鍵盤を離す前に次の鍵盤を押さえると音が滑らかに繋がる(レガート)
DELAY
サウンドにやまびこのような効果を与えます。

- Delay Time 繰り返し時間。曲のテンポに合わせて1/64(64分音符)から1/1(全音符)で定める
- Delay Level 繰り返す音量を定める
- Delay Spread Onにすると、広がり感が加わる
MASTER
Berlinのマスターボリュームを定めます。

おすすめ利用シーン


突き抜けるような孤高のリードサウンド。これに尽きます。
「オシレーターシンク的」としか言いようのない個性あふれる音色は、あなたの旋律をより引き立てることでしょう。
Berlinの音が気に入ったなら、KORG Mono/Polyをガジェット化したMontpellierもオススメ。本物のオシレーターシンクで、モジュレーション・サウンドの真髄を味わえます。


