ベルリン(KORG Gadget)
- 存在感あふれる、孤高のモノリードシンセ。
- 空間を切り裂くようなオシレーターシンク・サウンドを手軽に。
- 見た目も音作りも、実にクラシカルで真っ当な印象。
🇩🇪 Monophonic Synchronized Synthesizer "Berlin"
ビジュアル | |
タイプ | アナログシンセ |
得意パート | リード |
得意ジャンル | クラブ/ダンス ロック/ポップス |
プログラム数 | 30音色 |
リリース年 | 2014年(オリジナル15) |
Switch対応 | 対応 |
価格 | Free |
Berlin(ベルリン)は、極めてクセの強いリードサウンドを生み出すモノフォニック・アナログシンセ・ガジェット。
iOS版には最初から搭載されており、Nintendo Switch版でも扱う事ができます。
モノフォニック仕様ゆえに単音しか出せず、和音を奏でることはできませんが、それを補って余りあるオシレーターシンクという武器を持ちます。
オシレーターシンクとは、あるオシレーターの周波数を、別のオシレーターに強制同期させることで基本波形を捻じ曲げ、強烈な音色変化をもたらすテクニック。
簡単にいうと、VCO 1に隷属するVCO 2は、ご主人様が休むのと同時に己の波形をリセットします。
こうすることで、通常のオシレーターでは不可能な複雑な波形が得られ、個性的な音色を生み出すことができるというわけ。
そんなオシレーターシンクは特殊な概念ゆえ、難解であると捉えられがちですが、Berlinは極めて簡単な音色作りを実現。
その秘密はサブオシレーターの存在。オシレーターシンクはその原理上、2つのVCOが必要ですが、Berlinでは一方のオシレーターを隠す(サブ化する)ことで、ユーザーはその存在を意識することなく音作りに没頭できます。
そんな、いかにもコルガジェらしい工夫により、シンセ初心者でも手軽にオシレーターシンク・サウンドを楽しめるのですね。
サウンドの特徴は、オシレーターシンクならではの「うねる」音色。これは他のシンセでは到底真似できません。
「ギュイィィ〜〜ン」というクセのある音色で、実に存在感あふれる音です。
その他の特色としては、テンポシンク機能付きのディレイを装備すること。リードトラックとは好相性なギミックです。
おすすめ利用シーン
突き抜けるような、孤高のリードサウンド。これに尽きます。
「オシレーターシンク的」としか言いようのない個性あふれる音色は、あなたの旋律をより引き立てることでしょう。
Berlinの音が気に入ったなら、KORG Mono/Polyをガジェット化したMontpellierもオススメ。本物のオシレーターシンクで、モジュレーション・サウンドの真髄を味わえます。
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