ヴォルフスブルク(KORG Gadget)
- KORG GadgetでEDMをやるなら外せない、ゴージャス仕様のデジタルシンセ。
- 2系統のマルチFXと4列のモジュレーション・マトリクスを搭載し、音作りの幅が広い。
- 多機能で高性能ゆえ、シンセ初心者には若干難しく、使いすぎると処理が重くなることも。
🇩🇪 Hybrid Polyphonic Synthesizer "Wolfsburg"
ビジュアル | |
タイプ | デジタルシンセ |
得意パート | リード パッド |
得意ジャンル | クラブ/ダンス |
プログラム数 | 50音色 |
リリース年 | 2014年(オリジナル15) |
Switch対応 | 対応 |
価格 | Free |
Wolfsburg(ヴォルフスブルク)は、リッチで高性能なポリフォニック・デジタルシンセ・ガジェット。
iOS版には最初から搭載されており、Nintendo Switch版でも扱う事ができます。
最初から使うことのできるガジェットの中では最もEDM映えする、ド派手で迫力のある出音が特徴。
とりわけ、アナログシンセのシンボリックな波形をリサンプリングしたという、鮮烈なリードサウンドが得意です。
シンセサイザーとしての仕様は、2 VCO、1 VCF、2 EG、2 LFOというオーソドックスなものですが、独立2系統のマルチエフェクター(25種類の中から選択可能)を内蔵しているのが美点。マルチFXを2基も有するガジェットは貴重です。
さらにモジュレーション・マトリクスを4列装備。これは、あらゆるモジュレーション・ソース(EGやLFO、ベロシティーなど)を、ピッチやカットオフなど様々なパラメーターに適用できるもの。
これらをフル活用できれば、音作りの自由度はかなり高いと言えましょう。
その反面でWolfsburgは、シンセに不慣れな初心者にとって、少々ハードルが高いのも事実。
特にモジュレーション・マトリクスを扱うには、シンセについての基本的な知識が必要となります。
そんな初心者の方でも、50もの即戦力プリセットが用意されているのでご安心を。モジュレーション・マトリクスの威力が遺憾なく発揮された、ユニークなプリセットも充実しています。
おすすめ利用シーン
Wolfsburgのド派手で艶やかなサウンドは、昨今のEDMにぴったり。ハッピーなトランス・ミュージックにも良く合うでしょう。
また、2つのマルチFXとモジュレーション・マトリクスを駆使することで、複雑な音色変化を伴う、ユニークなサウンドを作ることもできます。
ただしWolfsburgはゴージャス仕様ゆえ、古いiOSデバイスでWolfsburgをたくさん立ち上げると、処理が重くなってしまうかもしれません。そんな時はトラックを減らすか、万能アナログシンセPhoenixの起用を検討しましょう。
もしWolfsburgほどの機能を要しないなら、アプリ内課金ガジェットLisbonもオススメ。同じように迫力ある出音でありながら、よりシンプルなワークフローを実現したお値打ちシンセです。
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