ヴォルフスブルク(KORG Gadget)

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  • KORG GadgetでEDMをやるなら外せない、ゴージャス仕様のデジタルシンセ。
  • 2系統のマルチFXと4列のモジュレーション・マトリクスを搭載し、音作りの幅が広い。
  • 多機能で高性能ゆえシンセ初心者には若干難しく、使いすぎるとアプリの動作が重くなることも。
目次

🇩🇪 Hybrid Polyphonic Synthesizer "Wolfsburg"

ビジュアル
タイプデジタルシンセ
プログラム数50音色
リリース年2014年
for iOS対応
for Mac対応
for Plugins対応
for Nintendo Switch対応
for PlayStation対応
KORG Gadget VR対応
価格 Free
ド派手かつ艶やかなサウンドが非常に今っぽい。マトリクスの概念は少し難しいが、自由で縛られない音作りが可能。
ド派手かつ艶やかなサウンドが非常に今っぽい。マトリクスの概念は少し難しいが、自由で縛られない音作りが可能。

Wolfsburg(ヴォルフスブルク)は、リッチで高性能なポリフォニック・デジタルシンセ・ガジェット。

WolfsburgのSYNTH画面

最初から使えるガジェットでは最もEDM映えする、ド派手で迫力のある出音が特徴。アナログシンセのシンボリックな波形をリサンプリングしたという、鮮烈なリードサウンドが得意です。

シンセサイザーとしては、2 VCO、1 VCF、2 EG、2 LFOというオーソドックスなものですが、独立2系統のマルチエフェクター(25種類の中から選択可能)を内蔵しているのが強み。マルチFXを2基も装備するガジェットは貴重です。

さらにモジュレーション・マトリクスを4列装備。あらゆるモジュレーション・ソース(EGやLFO、ベロシティーなど)を、ピッチやカットオフなど様々なパラメーターに適用できる機構です。

MOD 画面。Wolfsburgの象徴である「モジュレーション・マトリクス」が見える。

これらをフル活用できれば、音作りの自由度はかなり高いと言えましょう。

その反面でWolfsburgは、シンセに不慣れな初心者にとって少々ハードルが高いのも事実。特にモジュレーション・マトリクスを扱うには、シンセについての基本的な知識が必要となります。
そんな初心者の方でも、50の即戦力プリセットが用意されているのでご安心を。モジュレーション・マトリクスの威力が遺憾なく発揮された、ユニークなプリセットも充実しています。

おすすめ利用シーン

Wolfsburgのド派手で艶やかなサウンドは、昨今のEDMにぴったり。ハッピーなトランス・ミュージックにも良く合うでしょう。
また、2つのマルチFXとモジュレーション・マトリクスを駆使することで、複雑な音色変化を伴う、ユニークなサウンドを作ることもできます。

ただしWolfsburgはゴージャス仕様ゆえ、古いiOSデバイスでWolfsburgをたくさん立ち上げると、処理が重くなってしまうかもしれません。そんな時はトラックを減らすか、万能アナログシンセPhoenixの起用を検討しましょう。

もしWolfsburgほどの機能を要しないなら、アプリ内課金ガジェットLisbonもオススメ。同じように迫力ある出音でありながら、よりシンプルなワークフローを実現したお値打ちシンセです。

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