- KORG Gadgetで、チップチューンやロービットをやるならこの音源。
- 基本波形を、三角波、矩形波、パルス波、ノイズから選べる。電子音そのものといった風情。
- 「Run!」 や「Jump!」など、サウンドにコミカルさをもたらすギミックも。
🇯🇲 Polyphonic Chip Synthesizer "Kingston"
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| タイプ | デジタルシンセ(電子音) |
| プログラム | 21音色 |
| リリース | 2014年 |
| for iOS | 対応 |
| for Mac | 対応 |
| for Plugins | 対応 |
| for Nintendo Switch | 対応 |
| for PlayStation | 対応 |
| KORG Gadget VR | 対応 |
| 価格 | Free |


Kingston(キングストン)は、KORG Gadgetならではのチップチューン・ガジェット。

ファミコンでお馴染み、あの「ピコピコ」したチャーミングな電子音に特化したガジェットです。
この種のチップチューン音源は、アーティストトリオ「YMCK」さんが製作したMagical 8bit Plugが有名ですが、このKingstonもかなりの本格派。
「ルート16ターボ」(ファミリーコンピューター)より。筆者アレンジ。 (C)1985 SUNSOFT
そのサウンドはこの通り、ファミコンそのものです。
基本波形は、三角波、矩形波、パルス波25%、パルス波12.5%、そしてノイズの中から選択可能。チップチューン作りに必要な波形を網羅しています。

Kingstonの音作りは、これら5種類ある基本波形を選び、通常のシンセと同じようにEG(エンベロープ・ジェネレーター)を設定すること。KORG Gadgetで最高峰とも言えるシンプルさです。
もちろんそれだけでなく、あたかもキャラクターが走っているかのような効果を得られる「高速アルペジエーター」"Run!"と…

「ピョ〜〜ン」という音程変化が得られるパラメーター"Jump!"を装備。

Kingston独自のマルチエフェクターを駆使し、風変わりなサウンドを作る事も可能です。


プログラム数は21と多くはありませんが、効果音に使えるサウンドが充実しています。特に"09: RPG FLUTE"や"13: MOON BASS"など、正弦波よりもザラつきのある「三角波」を活かした音色は貴重です。
おすすめ利用シーン

「ピコピコ」サウンドを加えるだけで、一気にファニーなトラックへと変貌させるKingston。
ナムコ音源Kamataやセガ音源Otorii、タイトー音源Ebinaと併用して、本格的なチップチューントラックを作る事もできます。
そのような路線を突き進めるなら、FM音源ガジェットChiangmaiを絡めるのもオススメです。


