- DAW用ラウドネス・マキシマイザー・プラグイン「DeeMax」をガジェット化。
- レバーを上げるだけで、ソング全体の音圧を「音楽的なバランスを保ったまま」上げることができる。
- 「Turboスイッチ」で過激なサチュレーションを、「Safeスイッチ」でサチュレーションを修正することも可能。
❓ Loudness Maximizer "DeeMax"
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| タイプ | ラウドネス・マキシマイザー |
| プログラム | - |
| リリース | 2017年 |
| for iOS | 対応 |
| for Mac | 対応 |
| for Plugins | 非対応 |
| for Nintendo Switch | 非対応 |
| for PlayStation | 非対応 |
| KORG Gadget VR | 非対応 |
| 価格 | ¥2,400(for iOS) |


DOTEC-AUDIO DeeMax(ドーテックオーディオ・ディーマックス)は、ラウドネス・マキシマイザー。

レバーをグイっと上げるだけで音楽性を損なわずに音圧がアップする、ユニークなガジェット。
KORG Gadgetに標準搭載されているLimiter同様、マスターフェーダーに挿すエフェクトなので、ソングを構成するすべてのトラックの音圧を上げる効果があります。
使い方は、MasterにあるLimiterをタップし、DeeMaxを選択。

すると、DeeMaxが表示されます。

稲妻マークのENABLEボタンでDeeMaxを有効化し、レバーを上げるだけで、ソング全体の音圧がスムーズにアップするのを実感できるでしょう。
さらにTURBOスイッチをONにすると、通常に比べアタック感が強調され、パンチ力のあるサウンドに変貌。レバーを上げ続けるとサウンドが飽和し、強烈な歪みをもたらします。
なおSAFEスイッチONにすると、波形がリアルタイムで解析され、生じたサチュレーションを自動的に修正します。
ちなみにDeeMaxを活かすには、あまりミックスダウン後の音量を上げすぎないようにするのがコツ。DeeMaxへの入力レベルが高すぎると、少しレバーを上げただけで、すぐに歪んでしまいます。
楽曲制作でDeeMaxを利用する場合は、その辺りを意識してのミックスを心がけると良いですね。
おすすめ利用シーン

ミックスダウン後の音圧アップを、極めて簡単に実現させるDeeMax。
標準搭載のLimiterでも、波形全体のピークを「無条件」に抑える事により、結果として音圧感が上昇します。
一方DeeMaxは波形をリアルタイムに解析し、適切な内部処理を行うラウドネス・マキシマイザーゆえ、より自然でバランスの良い、音楽的な音圧アップ効果が期待できます。
動作が高速でレイテンシーがほとんど発生しないため、ライブで使用しても差し支えありません。
別の使い方としては、TURBOボタンをONにしてレバーを過度に上げると、すぐに強烈なサチュレーションが発生するので、ノイジーで暴力的なサウンドを意図的に生み出すことができます。
実は、これと同じことをKORG Gadgetで実現するのは難しく、ある種の歪み系FXとしても活用できるでしょう。


