- パッチングで音作りを行うアナログシンセ。
- モノフォニック仕様ゆえ、音が1つしか同時に出ない。
- 野太いシンセベースや、存在感のあるリードサウンド向き。
🇮🇪 Monophonic Semi-Modular Synthesizer "Dublin"
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| タイプ | アナログシンセ |
| プログラム | ファクトリー1:48音色 ファクトリー2:41音色 |
| リリース | 2014年 |
| for iOS | 対応 |
| for Mac | 対応 |
| for Plugins | 対応 |
| for Nintendo Switch | 対応 |
| for PlayStation | 対応 |
| KORG Gadget VR | 対応 |
| 価格 | Free |


Dublinとは
Dublin(ダブリン)は、モノフォニック仕様のセミモジュラーシンセです。

一番の特徴は「セミモジュラー仕様」で、自由に音の流れを定める事ができること。

ドラッグ操作で、送信元モジュールのジャックにパッチケーブルを挿しこみ、それを送信先モジュールのジャックまで持っていくと、両者を接続することができます。
たとえば「EG→VCO」と繋げば、音程をEGのエンベロープ波形通りに操作することができますし(これができるガジェットは意外に少ない)、「LFO→VCF」とやれば、音色が震える「ワウワウ」効果を得られます。
なお、Dublinと同じパッチングシンセに、KORG MS-20をガジェット化したMemphisがあり、さらに複雑で本格的な音作りが楽しめます。

Dublinの使いかた
Dublinは、SYNTH画面と、PATCHBAY画面で構成されます。
それぞれの画面へは、パネル上部のボタンで行き来します。

SYNTH画面
SYNTH画面では、オシレーター・フィルター・アンプに関する設定を行います。

- SOUND PROGRAM Dublinに標準搭載されたプログラム(音色)を呼び出す
- VCO 1 / 2 音程に関する設定
WAVEFORM オシレーターが生み出す基本波形。Tri / Saw / Pulseから選択
SHAPE (VCO 1) WAVEFORMがPulseのときのパルス波形の幅。上げると音にクセがつく
TUNE (VCO 2) VCO 2の音程。VCO 1とわずかにずらすと音に厚みが出る
SCALE オシレーターの音域をオクターブ単位で定める - MIXER VCO 1とVCO 2の音を混ぜるセクション
VCO 1 VCO 1の音量レベル
VCO 2 VCO 2の音量レベル
NOISE ノイズジェネレーター - VCF 音色に関する設定
CUTOFF フィルターのカットオフ周波数。上げるとフィルターが開いて明るく、下げるとフィルターが閉じてこもったサウンドになる
PEAK フィルターのレゾナンス。カットオフ周波数付近を強調して音にクセをつける。大きく上げると自己発振する。
KBD.AMT. キーボードアマウント。上げると音程が上がるにつれフィルターが開く - VCA 音量に関する設定
ATTACK アタックタイム。鍵盤を弾いてからアタックレベルに達する時間
DECAY ディケイタイム。アタックレベルからサスティンレベルに達する時間
SUSTAIN サスティンレベル。ディケイタイム後、鍵盤を押さえている間に持続する音量レベル
RELEASE リリースタイム。鍵盤を離した後、音が消えるまでの減衰時間 - KEYBOARD ポルタメントおよびレガートに関する設定
PORTA ポルタメント。鍵盤を弾いたとき、音程が滑らかに移行する
LEGATO レガート。鍵盤AからBに移行するとき、音の切れ目がなくなる - MASTER 出力に関する設定
VOLUME マスターボリューム
DRIVE マスターボリュームから、さらに出力させるドライブ量。上げると音色が歪み気味になる
TONE 上げると音色が明瞭になる
PATCHBAY画面
PATCHBAY画面では、モジュレーションおよびEGに関する設定が行え、ユーザー自らが信号のながれを定めることができるパッチベイがあります。

- MG 1 / 2 モジュレーションに関する設定
MG OUT モジュレーション・ジェネレーターの出力先をパッチケーブルで定める
AMOUNT モジュレーションの量
BPM Onにすると、曲のテンポに合ったモジュレーション波形になる
KEY Onにすると、鍵盤を弾くたびにモジュレーション波形がリセットされる
WAVEFORM モジュレーション波形を、Tri / Saw / Pulse / S&Hから選択
FREQ モジュレーション波形の周期 - ENVELOPE GENERATOR エンベロープに関する設定
EG OUT エンベロープ・ジェネレーターの出力先をパッチケーブルで定める
AMOUNT モジュレーションの量
ATTACK アタックタイム。鍵盤を弾いてからアタックレベルに達する時間
DECAY ディケイタイム。アタックレベルからサスティンレベルに達する時間
SUSTAIN サスティンレベル。ディケイタイム後、鍵盤を押さえている間に持続するレベル
RELEASE リリースタイム。鍵盤を離した後、レベルが0になるまでの減衰時間 - PATCHBAY INPUTS ジャックにパッチケーブルをつなぎ、信号のながれを定める。モジュレーション先として設定可能なパラメータは次のとおり
VCO 1 SHAPE WAVEFORMがPulseのときのパルス波形の幅
VCO 1 & 2 PITCH VCO 1と2の音程
VCO 1 LEVEL VCO 1の音量レベル
VCO 2 LEVEL VCO 2の音量レベル
NOISE LEVEL ノイズジェネレーターの出力レベル
VCF CUTOFF フィルターのカットオフ周波数
VCA GAIN トータルの音量レベル
MG1 FREQ MG 1の速度
MG2 FREQ MG 2の速度
おすすめ利用シーン

Dublinはモノフォニックという特性上、シンセベースや、和音を伴わないリードサウンドを得意とします。
いかにもアナログシンセサイザーらしい野太いサウンドは、やはりEDMやハウス、テクノといった楽曲に向くことでしょう。
パッチングという大変ユニークな操作体系を持ちながら、シンプル操作で音作りがしやすいのもポイント。ウッドパネルをあしらったビンテージ感溢れるルックスも、なかなかイカしているのではないでしょうか?
このように自由な音作りができる反面、モノフォニック仕様ゆえ、同時に一つの音しか出すことができません。また、シンセについての基本的な知識がないと、パッチングで音を作るのはなかなか難しいでしょう。
とはいえシンセ初心者でも、豊富でユニークなプリセットのおかげで、Dublinは欠かせないベースガジェットとなるでしょう。


