シカゴ(KORG Gadget)
- ブリブリとした「アシッドサウンド」が持ち味のアナログベースマシン。
- パネルは1画面で完結。極めて易しいサウンドメイクが実現。
- 強烈なフィルターやアルペジエーター、マルチFXを駆使しての攻撃的な音作りも。
🇺🇸 Tube Bass Machine "Chicago"
ビジュアル | |
タイプ | アナログシンセ |
得意パート | ベース |
得意ジャンル | クラブ/ダンス |
プログラム数 | 41音色 |
リリース年 | 2014年(オリジナル15) |
Switch対応 | 対応 |
価格 | Free |
Chicago(シカゴ)は、ダンス系のトラックで低音パートを受け持つアナログ・ベースマシン。
iOS版には最初から搭載されており、Nintendo Switch版でも扱う事ができます。
ベース専用音源ですが、アシッドハウスに極めて特化したサウンドデザイン。ROLAND社のTB-303を強く意識したガジェットです。
TB-303といえばフィルターを存分に効かせたアシッドサウンドが持ち味ですから、Chicagoもそんな特徴を踏襲し効きの良いフィルターを搭載。
ただChicagoは単なる303クローンではなく、柔軟な演奏が可能なアルペジエーターと、独自のマルチエフェクターを内蔵しているのが強みです。
これらは効果的かつ強力ゆえ、よりアグレッシブなサウンドメイクをサポートしてくれるでしょう。
加えて、フィルターのドライブ量を設定できるBITE、更なる攻撃的サウンドへと変貌させるGNAWといったユニークなパラメーターも存在します。
より詳細な音作りのやり方は、こちらの記事でご確認ください。
このように、Chicagoは多彩な音作りのできるベースガジェットでありながら、パネルはたったの1画面。非常にシンプルです。
オシレーターから出力される波形は「ノコギリ波」と「矩形波」のみ。切り替え式ではなく、ツマミで比率を可変できるのがユニーク。
その先にあるフィルターで音色の明暗を定めつつ、アルペジエーターやマルチエフェクターを駆使してサウンドを整えていきます。
Chicagoはベースマシンですが、その素性はモノフォニック・シンセサイザーそのものだと言えましょう。
おすすめ利用シーン
パネルでも一際存在感を放つCUTOFFツマミをグリグリ、ビヨビヨさせながら「演奏」できるのがChicagoの妙味。
テクノやハウスといったジャンルで、ライブパフォーマンスを行えます。
カットオフを絞ってアルペジエーターを活用し、あえてモコモコしたシンセベースを鳴らすのもオツです。
オシレーターにあるGLIDEを効かせ、伸びやかなリードを奏でるのも、一風変わった感じで面白いかもしれませんね。
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