大阪(KORG Gadget)

- ひとつのキットにフォーカスした、スタジオ品質のアコースティック・ドラム。
- もう一つのアコースティック・ドラム・モジュールGladstoneと違いアプリ標準搭載。基本キットだけなら無料。
- 追加サウンドパックで、自分好みのドラムキットを増強できる。
🇯🇵 Acoustic Drum Kit "Osaka"
ビジュアル | ![]() |
タイプ | ドラムマシン |
得意パート | ドラムス |
得意ジャンル | ロック/ポップス |
プログラム数 | 1ドラムキット25ピース(24バリエーション) |
リリース年 | 2025年 |
Switch対応 | 非対応 |
価格 | Free(追加ライブラリーは有料) |

大阪(Osaka)は、KORG Gadget標準のアコースティック・ドラムキット。
Nintendo Switch版以外の、すべてのKORG Gadgetで使用可能です。

KORG Gadgetには、Osakaの他にもアコースティック・ドラムモジュールGladstoneがあります。サウンドの傾向としては同じですが、幅広いドラムサウンドを取り揃え単体で完結するGladstoneに対し、Osakaは追加ライブラリーによるサウンドの増強を前提としている点でコンセプトが異なります。
Osakaに標準搭載されたドラムキットは"Standard"だけで、基本的にはスネアの材質(Brass / Maple / Steel)と、アンビエントのキャラクターでプリセットを選ぶことになります。

ガジェットパネルには12個のパッドがあり、それぞれ叩いた場所でベロシティーが変化します。具体的には、パッドの下エリアを叩くと小さく、上エリアに行くにつれベロシティーが大きくなります。これはリアルタイム・レコーディング時に役立つでしょう。

また、スネア・ハイハット・ライドシンバルなど一部のパッドは、左右エリアでドラムピース自体が切り替わります。たとえばスネアのパッドだと、左エリアがスネアで右エリアがリムショット。ハイハットなら、左エリアがクローズで右エリアがオープン…といった具合です。

サウンドがベロシティーでレイヤーされたピースもあることから、シンプルなれど意外に奥深いドラムマシンといえるでしょう。
またOsakaは、ガジェットパネルのパッドの他、25鍵あるピアノロールにもドラムピースがアサインされています。

たとえば、パッドでD2に打ち込んだスネアをE2に移動させることで、異なるスネアサウンドになる…そんなバリエーションも楽しめますね。
おすすめ利用シーン

Osakaは、KORG Gadget for iOSユーザーであれば課金する必要がなく、誰でも使うことができます。これからは、EDM系ドラムが欲しければLondonやRecife、バンドサウンドを狙うならOsaka…といった使い分けができるでしょう。
そして、Osakaの最も大きな特徴は拡張性の高さです。元々はiOSアプリKORG Moduleのドラム音源であることから、早速ドラム専用の追加サウンドパックWild Kitsがリリースされています。

KORG ModuleのStoreにて購入すると、ヴィンテージで温もりのある"VOX Telstar 2020"と、モダンでパンチあふれる"Sakae Evolved Kit"の、計22プログラムが加わります。
KORG Gadget OSAKA の追加ライブラリー "Wild Kits"を試す。
— くらんけ@Gadget-Junkies.net (@Gadget_Junkies) March 29, 2025
ヴィンテージな"VOX Telstar 2020"と、モダンな"Sakae Evolved Kit"の計22プログラムが加わる。
個人的には、タイトでドライなキットが好み。
お求めはKORG Module ProのStoreにて。
ゲットすると、コルガジェでも使えるようになるよ。 pic.twitter.com/eSD76p44DB
これをModuleアプリで購入すると、KORG Gadget Osakaで使えるプログラムが24から46に増えます。今後もこのような新作パックのリリースで、さらに手持ちのドラムを強化できるようになるでしょう。