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新作サウンド・ライブラリー「KApro – Monumental Choir Dreams」登場。リリース記念セール情報も。

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コルグは2020年6月10日、iOSアプリ KORG Modole および KORG Gadget のアップデートを発表。同時に新作エクスパンション・サウンド・ライブラリー KApro - Monumental Choir Dreams (モニュメンタル・クワイヤ・ドリームス)をリリースしました。2020年6月11日現在アップデート記念セールが行われており、価格は¥1,220となっています。

あらゆる「合唱サンプル」を84種類収録。映画音楽の制作にも最適。

クワイヤ…つまり「聖歌隊」の合唱サンプルを中心に、あらゆるコーラスを取り揃えたライブラリーで、荘厳かつ迫力あふれる響きのコーラスサウンドを手に入れることができます。シネマティック系のプリセットも用意され、トラックに独特のシリアス感やゴージャス感をもたらすことが可能。

思わずニヤリとさせられるシネマティック・クワイヤ「2001 Choir」。

ライブラリーでありながら 1GB 弱というサイズから分かる通り、そのサウンドは極めて高品位。女声・男声・混声合唱合わせ84ある音色は、どれもリリースを長く取られており、丁寧にサンプリングされています。なんでもコルグのミュージック・ワークステーション KRONOS 用のライブラリーを、Module向けにチューニングさせたとのことで、そのクォリティーはさすがと言ったところ。

サウンドの傾向としては、ポップスのコーラスというよりも、教会やコンサートホールで高らかに歌い上げる「合唱団」的な印象です。

クワイヤ専用ライブラリーと言っても、バリエーションはとても豊富。スタッカート唱法や、ジャジーなVOX系プリセットもあるので、ワンショット・サンプラー的な使い方もできるでしょう。カジュアルに使いたい人は、こうした使い方もオススメ。

そんなMonumental Choir Dreams。KORG Gadgetでは、リアルPCMガジェットGlasgow上で使用することができます。

注意点としては、KORG Gadget 2 for Mac、Plugins、Switch には対応していないこと。特にiOS版の全ガジェットが使える「Mac版も非対応」ということで、プレミアム・ピアノライブラリー Ivory シリーズなどと同じ、イレギュラー対応となります。

あなたのトラックにゴスペルっぽい妙味をもたらし、本格的な映画音楽制作にも最適な KApro - Monumental Choir Dreams。そのような傾向のサウンドをお求めであれば、間違いなくオススメできる追加ライブラリーです。

恒例の「リリース記念セール」も実施。すべての音楽アプリが最大半額!

KApro - Monumental Choir Dreams のリリースを記念し、すべての KORG 社製音楽アプリケーションが最大50%オフとなるセールが実施されます。

セール期間は、2020年6月10日(水)から、6月24日(水)まで。対象製品とセール価格は以下の通りです。

KORG Module シリーズ(13プロダクト)

iOS ミュージックアプリ(13プロダクト)

その他(3プロダクト)

その他、KORG Gadgetのアプリ内課金ガジェットも、軒並み30%〜33%引きで販売されているようです。

これで400プリセット越えのGlasgow…新たなサウンド検索機能を。

今回は、久々に登場したKORG Moduleの追加ライブラリー KApro - Monumental Choir Dreams を取り上げました。

これでModule および Gadget に対応する追加サウンド・ライブラリーは13プロダクトとなり、ユーザーとしては選択肢が増え喜ばしいことではあります。一方で、KORG Gadgetでは追加ライブラリーの多くをGlasgowに担当させている関係上、どうしてもプリセット数が膨らんでいきます。

筆者の環境では、今回の Monumental Choir Dreams の追加で、Glasgowのプリセット音色数が420となりました。この中から、Glasgowの小さなディスプレイをスクロールさせ目的の音を探し出す…率直に言って至難の技だと言えましょう。

そこで提言ですが、そろそろKORG Gadgetにも、高度な検索機能を搭載したサウンド・ブラウザー的なものが必要ではないでしょうか。

たとえばKORG Moduleには、改良が重ねられた完成度の高いブラウザーがあり、「楽器名」や「プロダクト」から絞り込んでいくことで、たやすく目的の音色にたどり着くことができます。

KORG Module自慢のサウンド・ブラウザー。左カラムのCategoryで目的のサウンドを選ぶ。

またKORG M1をガジェット化したDarwinは、独自のサーチシステムを搭載。Module以上に膨大なプリセットから、極めて直感的に探しだすことができます。

Darwinのサーチシステム。M1の膨大なプリセットを素早く絞り込める。とりわけ人気の音色を提示する「POPULAR」がスマート。

このような便利なサウンド・ブラウザーを、ぜひGlasgow…ひいてはKORG Gadgetにも実装して欲しいと思います。つまりこの考え方を推し進めるなら、ガジェットを横断しての検索・絞り込みが行える、ユニバーサルな音色サーチシステムを期待したいところです。たとえば「ピアノ」と指定すれば、ピアノ音色を搭載したMarseilleSalzburgDarwinのプリセットを、まとめて一覧表示してくれる…そんなイメージでしょうか。

最後は話が脱線してしまいましたが、今回の追加ライブラリー Monumental Choir Dreams のリリースを受け、ぜひコルグさんには「音色の探しづらさ」を払拭してくれる仕組みを作って欲しいと思いました。

それではまた。Have a nice trip. ciao!’

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この記事を書いた人

KORG Gadgetエヴァンジェリスト。 http://www.Gadget-Junkies.net 運営。ロックなダンスビートにピコピコサウンドを乗せ、昔のビデオゲームっぽい音楽も作ってます!

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