【KGR #01】ホーンセクションとストリングスアンサンブル(&猫)が織りなすピースフル・エキゾチカ!「Days with the Cats – by KOBABOO」
このほど始めさせていただいた、KORG Gadget Recommends(以下「KGR」)。
ツイッターや各種音楽共有サイトにアップされた、KORG Gadgetで制作されたイケてるトラックを、当Gadget-Junkies.netがセレクションして永久保存させていただく…という企画です。
で、そんな神曲たちを、どのような形で紹介させていただくか。
当初は、ツイッターで曲の感想を書き込んでリツイートしていき、月末に一本のブログ記事としてまとめるつもりでしたが…。
すでに一度このやり方を試していますが、ゆめはてコム (@YumehateCom)さんから、こんなアイデアを頂戴しました。
曲の感想はサイトに書いておいて、ツイートではその曲の紹介キャッチコピーでいかがでしょう? ラジオDJがされるみたいに。 楽曲製作者さんの情報も添えればサイト更新のネタにもなるでしょうし。 → https://t.co/aHB1zvPkDu @Gadget_Junkiesより
— ゆめはてコム (@YumehateCom) 2017年7月1日
ゆめはてコムさんが提案してくれたこの方法なら、曲の感想を140文字という制約なしに書けますし、あとブログの更新ネタ切れ防止にもなる。。まさに一石二鳥ですよね!
このアイデアを有り難く頂戴し、今後は良曲について都度このブログに書き込んでから、ツイッターを「呼び水」的に使ってレコメンドしていきたいと思います。
それでは、2017年7月に入って最初のKGRです。どうぞ!
KORG Gadget = ダンスミュージック専用アプリ「にあらず」を再確認
Days with the Cats - by KOBABOO
KORG Gadgetって、なんとなく「ダンスミュージック特化アプリ」だと思われてますよね。
いや、ぼくだけの妄想かもしれませんけど(汗)、当初は、強烈な音圧が持ち味のドラムマシンLondonや、アノアノ303なChicagoなど、エレクトロニカ好みのサウンドが持ち味だったように思うんです。
その後はKORG Gadgetもアップデートを重ね、徐々に生音系ガジェットも充実。少しずつ、オールマイティーなDAWになりつつあると感じています。
このトラックは、その事実を裏付けるかのように、まったくダンスミュージックっぽくありません。
というか、ある意味ダンス系とは真逆な、マーティン・デニーやレス・バクスター…それらに影響受けまくりな細野晴臣さん?みたいな、オリエンタルでエキゾチックな楽曲に仕上がっています。
ひとえに、作曲者KOBABOOさんの技量がなせる技ですが、ぼくはこの愛らしい曲を聴き、KORG Gadgetの「懐深さ」も再認識した次第です。
ホーン・セクションとウッドベースからなる、伸びやかで印象的な16小節のフレーズに始まり、曲が進むにつれピアノやストリングス・アンサンブルが絡むというカラフルな展開。
もはやそこに、四つ打ちキックの呪縛など存在しません。子猫の鳴き声や、アブストラクトな音の断片を左右に散らしたコラージュっぽいサンプル使いなど、枠にとらわれない自由な音世界が溢れるばかりです。
KORG Gadget Recommendsの幕開けにふさわしい、聴いているだけで自然と笑顔になれる、とても小粋なトラックでした。
ではまた、次のKGRで。Have a nice trip!
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