前回のレッスンでは、音楽共有サービスSoundCloudのアカウントを作る手順を説明しました。今回はiPhoneやiPadのソングデータをSoundCloudにアップロードし、あなたのオリジナル曲を世界中に公開するやり方を解説します。
とても簡単なので、ぜひ試してみましょう!
はじめに、おおまかな手順を述べておきます。
KORG Gadgetのファイルメニューにある「エクスポート」で行います。
アップロード操作は、SoundCloud側から行います。
Step.1 KORG Gadgetで作ったデータをファイルに変換する
ここからは、こんな5トラック/1シーンのソングデータで、一連のアップロード操作を行います。

ファイルアイコン①をタップし、続いてエクスポート②をタップ。

エクスポートメニューで、Files③をタップ。

すると、エクスポートのやり方を定める表示に切り替わります。

④量子化ビット数。16-bitはCDと同じ値。24-bitは音の解像度が良い反面、ファイルサイズは増えます。
⑤サンプリングレート。44.1kはCDと同じ値。48k以上は音質が良い反面、ファイルサイズは増えます。
⑥Tail。5000msを選択すると、曲が終わった後に5秒間の空白を作ることができます。
⑤と⑥は24-bit/48kに設定すると音質的に有利で、比較的ファイルサイズを抑えることができます。
⑦については、曲が終了した後に余韻(よいん)を残したいときに定めましょう。
④⑤⑥を定めてからMain⑦をタップすると、設定どおりのオーディオファイルが作られます。

すべてのトラックがミックスされた完成形を公開したいので、ここではMainを選択します。他の項目は、トラックを個別に書き出したいときに選びます。
Step.2 変換したファイルをSoundCloudにアップロードする
SoundCloudへのアップロードはPCブラウザからでも行えますが、ここではiPhoneやiPadから、SoundCloudアプリを利用するやり方を紹介します。
SoundCloudアプリを起動し、サインインしてください。

SoundCloudアプリでアカウントを登録していない方は、この記事をチェックしましょう。

SoundCloudアプリのHomeが表示されたら、画面左上にあるArtist Home①をタップ。


Upload a track②をタップ。


iOSのファイルアプリが起動します。先ほどファイル化した曲名を検索③し、表示されたファイルをタップ④。

ファイルのアップロードが開始されます⑤。アップロード中に曲のタイトルやジャケット画像などを設定できますが、これについては別の機会で取り上げます。

アップロードが完了し、SoundCloudであなたのオリジナル曲が公開されました!


今回はiPhoneのSoundCloudアプリを使い、オリジナル曲を公開する方法を解説しました。
KORG Gadgetで曲を完成させ、曲の公開までiPhoneひとつで行える…本当に便利な時代になりました。
次回は、サブスク版SoundCloudのメリットについて紹介します。

