今度は、いくつかのパートを使ってハットを打ち込んでみましょう。まずは、16分音符きざみのクローズハイハットを入力していきます。
まずはピアノロールにて、下から5番目のパートの1・2・3・4のマス目をタップ①してください。

このまま5マス目より先を打ち込んでも良いですが、画面を16回もタップするのは大変です。そんな時に便利なのが複製です。
ノートを複製する
ノートを複製するには、まずSelectモード①に切り替えます。

Selectモードで、複製したいノートを囲むようにドラッグ③すると現れる複製④をタップすると、先ほど囲ったノートが黄色く光ります⑤。


黄色くなったノートを右へドラッグ⑥。1マスずつ移動しますので、5・6・7・8マスに移動できればOK⑦です。


さらに複製してみましょう。1〜8マス目のノートを囲んで複製を押し、右へ移動させてください⑧。パート5に16個分のノートができました⑨。


ノートの音量を変える
ここまでのチュートリアルで、キック・スネア・ハイハットと打ち込んできました。今のところ、こんな感じになっていると思います。
これではやや単調なので、ハット一つ一つのノートの音量(ベロシティー)を上げ下げして、変化をつけたいと思います。
操作をしやすくするため、↕️ボタン①をタップしてガジェットパネルをしまってください。ピアノロールだけの画面②になります。


ピアノロールの一番下にバー③が見えますが、ここをタップすると大きく広がります④。これがパラメーター表示で、そのガジェットに用意されたあらゆるパラメーターを上げ下げすることができます。
すでにパラメーターのひとつVelocity⑤が選ばれていますね。


ここで、ハットの2マス目と4マス目のベロシティーを上げ下げしてみましょう。Drawモード⑤にしてください。

バーの先にある丸いところ⑥をドラッグすると、そのバーを上下させることができます。


2マス目のバーを下げ⑦、4マス目を上げてみましょう⑧。

ベロシティーを上げ下げするとノートの見た目が変わります。濃い色の割合で音量の大小をあらわしています。
5マス目以降のノートも、同じように上げ下げしましょう⑨。
コツコツ手作業で行っても良いですが、5マス目以降をいったん削除し、そこに1から4マス目のノートを複製してもOKです。

ハットのベロシティーに変化を加えた結果、いくぶん単調っぽさがなくなったと思います。
Bar(小節数)を増やす
さて、ここまでは1小節だけのループでトラックを作っていきました。このあたりでチュートリアルの完成形である8小節に増やしてみましょう。
エディット画面左下のFunction①をタップし、小節数を8②にしてください。Functionモードを抜けると、8 Barに増えたことがわかります③。


Barごとノートをコピーする
新たに作った2〜8 Barですが、まだノートがありません。これまで1 Barに打ち込んだノートを、そのままコピーしてあげましょう。
エディット画面左下のFunction①をタップし、続いてコピー②をタップ。

画面が暗くなってBarをコピーできるモードになりますので、コピー元の1 Bar③をタップし、続いてコピー先の2 Bar④をタップ。


ピアノロールに戻って2 Bar⑤をタップすると、1 Barで打ち込んだノートとパラメーターが、そのままコピーされたことが分かります。

同じように、1 Barのノートを3〜8 Barにもコピーしましょう。最終的にはこのような形⑥になります。

上のように表示エリアを拡げて全体像を見るには、タッチパネル上でピンチイン(つまむジェスチャー)をします。逆にピンチアウトすると表示エリアが狭まりますが、ノートを打ちやすくなります。
今回はここまでにしておきましょう。少し長くなりましたが、Barのコピーやノートの複製、パラメーターに関してなど、多くのスキルを得ることができましたね。
次回はパート2。もう一つクローズハイハットを重ねてみます。

