前回のチュートリアルでは16分音符刻みのハットを入力しましたが、さらに8分音符刻みのハットを重ねてみましょう。
プリセット・プログラムを変更する
まず、ドラムキット7パート目のプログラムをハットに切り替えます。
↕️ボタン①をタップして、ガジェットパネルを出現させてください②。


ドラムマシンLondonは8パート構成ですが、お使いのデバイスがiPhoneの場合は最初の6パートしか表示されません。7パート目以降を表示するには>ボタン③をタップします。


7パート目のプログラム表示部④をタップすると、プログラムリストが表示されます。かなり上へスクロールするとClose HHカテゴリ⑤がありますので、07列で"CH Nose"⑥を選択。パート7のプログラムが変更されます。


MFX(エフェクト)を解除する
先ほどプログラムを変更したパート7には、元々"BPM DELAY"というエフェクトがかかっていました。ハットには不要なので解除しておきましょう。
エフェクトを解除するには、ガジェットパネルのIFXボタン①をタップし、パート7で点灯しているMFXボタン②をタップしてオフにします。


8分きざみのクローズ・ハイハットを打ち込む
ところで、先ほど8 Barに増やしたドラムトラックですが、すべてのBarにハットを手入力するのは大変です。まずは1 Barだけ打ち込み、それを2 Bar以降にコピーするのが効率的です。
ピアノロールでDrawモード①に切り替え、1 Barのパート7でこのように打ち込んでください②。


さらにパラメーター表示エリア③を開き、ノートのベロシティーを変えても良いでしょう④。


ノートをコピー・ペーストする
ノートのコピーは、以前のチュートリアルで覚えた複製のほか、いったんコピーしてからペーストする方法もあります。どちらも結果的には同じですが、ここではノートをコピペするやり方を覚えましょう。
ノートをコピーするには、まずピアノロールでSelectモード①に切り替えます。そしてコピーしたいノートを囲むようにドラッグ②すると現れるコピー③をタップ。


コピーしました④と表示されます。


2 Barに移動⑤し、パート7の1マス目で長押しタップ⑥すると、ペーストという吹き出しが現れます。


ペーストをタップすると、その場所から先ほどコピーしたノートが貼り付けられます⑦。


同じようにして、3〜8 Barにもノートをコピペ⑧しましょう。ドラムトラックが賑やかになってきましたね。


3連符のノートを打ち込む
クローズ・ハイハット入力の仕上げとして、4 Barと8 Barだけ少し手直しします。ここでは3連符の「フィル」を作ってみましょう。
まずは、4 Bar①に移動してください。


Function②をタップ。グリッドのところのTriplet③をタップすると、グリッドの見た目が変わります。

左はこれまでのグリッド1/16。右が1/16のまま、3連符にしたグリッドです。違いがお分かりでしょうか?


これで3連符のノートを打ち込むことができます。Drawモード③にして、こんなフィル④を打ち込んでみましょう。


この4 Barのノートを8 Barにコピペ⑤して、クローズ・ハイハットの打ち込みは終わりにしましょう。


今回のチュートリアルも少し長くなりましたが、ノートのコピー・ペーストのやり方やプログラムの切り替え方法など、多くのスキルを習得すことができました。
ドラムトラック編は後半戦に突入。次回はオープンハイハットの打ち込みを行います。

