前回のチュートリアルでは、曲のキーとスケールを定めました。今回はコードバッキングトラックの打ち込みにチャレンジします。
KORG Gadgetを使えば、音楽知識を持たない初心者でも簡単にコードを作ることができます。そのやり方を覚えておきましょう。
ガジェットパネルの鍵盤を見てください。

C#ドリアン・スケールを構成する音だけが「7ステップ/2オクターブ」分並んでいて、他の音は省略されています。これにより、スケールの音をハズすことなく演奏できるのでしたね。
これと同じように、ピアノロールもスケール構成音だけにすることができます。実際に試してみましょう。
ピアノロールをスケール構成音だけにしよう
ピアノロール左下のScale Off①をタップ。Scale On②となり、スケールの音だけが表示されるようになります。


はじめてのコードを打ち込んでみよう
先ほどScale Onにして、ピアノロールをスケール構成音だけにしました。
この状態で(最も基本的な)コードを打ち込むのはとても簡単です。特別な音楽知識も要りません。
それは、Scale Onの状態で、ノートを1マス飛ばしで打ちこむこと。たったこれだけです。単純に3つ重ねれば3和音、4つ重ねれば4和音…つまり、セブンスコードを作ることができます。
実際にやってみましょう。C#ドリアン・スケール1番目のコードC#m(Cシャープマイナー)を打ち込みます。
ピアノロールで、1マス目のC#4①にノートを置き、続いてE4,G#4②と打ち込んでください。これだけでコードC#mが作れます!


今打ち込んだC#4,E4,G#4を楽譜にすると、このようになります。

実際は「C#mを打ち込む」というより、「C#から1マス飛ばしで打ち込んだら、自動的にC#mができる」という感じでしょうか。
次回のチュートリアルでは、更にいくつかのコードを作り、簡単なコード進行を組んでみます。

