KORG Gadget for Mac

KORG Gadget for Mac Ver.1.1.0新機能まとめ。夢のベクターシンセMilpitasをゲット!

コルグは2017年5月26日、KORG Gadget for Macのマイナーアップデート・バージョン「1.1.0」をリリースしました。

Mac版のリリースから2ヶ月。比較的規模の大きなアプデとなります。

Ver.1.1.0の新機能

今回のアップデートでは以下の新機能や改善点がアナウンスされました。

  • Milpitasガジェットの追加
  • 各ガジェットのプレビューサウンドを追加
  • トラック切替表示の動作を改善
  • DarwinのMIDIチャンネルがOmniで受信できるように動作を改善
  • その他、使い勝手や安定性の向上のための様々なチューニング

個別にフォーカスしていきましょう。

Milpitasガジェットの追加

今回のアップデートにおける、最大の目玉がこれ。

デビュー当初は未対応だったMilpitas(ミルピタス)ガジェットが、いよいよfor Macにも搭載されます。

Milpitasとは、伝説のベクターシンセサイザーKORG WAVESTATION(1990)をKORG Gadget向けにガジェット化したもの。

オリジナルのfor iOS版は2016年12月にリリース。ダウンロード価格3,600円。

ダウンロードするとスタンドアロンで動作する”iWAVESTATION”と、KORG Gadgetで使える新ガジェット”Milpitas”が入手できます。

Milpitasの最大の特徴は、サンプルのコマ切れをつないで一本の波形を構築する「ベクター・シンセシス」という音作り。

極めてユニークな概念ゆえ最初は難しいかも知れませんが、Milpitasが奏でるアブストラクトなサウンドは、他では再現できない唯一無二なものです。

そんなMilpitasを、新たなトラック・メイキングの武器として取り入れてみてはいかがでしょう。

各ガジェットのプレビューサウンドを追加

ガジェットセレクターに「プレビュー」ボタンが追加。

これをクリックすると、そのガジェット音源で作られたサンプルフレーズが試聴できます。

KORG Gadgetの音源である「ガジェット」は、世界の都市の名前にちなんで名付けられていますよね。

しかし「LONDON? Abu Ghabi?? 一体どんな音がするのか分からないよ!」という、初心者の方からの声があったのも事実。

そんな声に応えた「ガジェット音源クイックガイド」と言える機能でしょう。

ガジェット音源を他のDAWで「プラグイン」として使う(Gadget Plug-in Collection)ユーザーからも同じ意見が上がっていて、そちらは各ガジェット名の後に「それが一体なんなのか」を明記することで解決しました。

この問題、徐々に改善されてはいるようです。。

トラック切替表示の動作を改善

主に低スペックMac向けの改善だと思われます。

確かにGadgetを起動して最初にトラックを移動(読み込み)する時、若干動作がもたついてはいましたね。

筆者のiMac(4GHz Intel Core i7・メモリ16GB)でトラック移動を試したところ、アプデ前よりかは改善が実感できるかな?と言ったところ。

ただし一度トラックを呼び出せば、その後は極めてスムーズに移動できます。

これは前のバージョンから変わりません。

ちょっと昔のマックを使われている方の声を聞きたいですね。

DarwinのMIDIチャンネルがOmniで受信できるように動作を改善

KORG Gadget版M1の”Darwin”。

そのDarwinで「Omniで受信できるように改善」とのことですが、前バージョンでは外部からチャンネルメッセージを受け取れない現象でもあったのでしょうか?

それが改善されたとのことで、この現象で困っていたユーザーにとっては朗報だと思います。

無料体験版”KORG Gadget Le for Mac”も同時デビュー!

KORG Gadget無料体験版”Le”に、Mac版が用意されます。

iOS版LeではLondon(ドラムマシン)・Dublin(アナログモノシンセ)・Marseille(マルチPCM音源)の3ガジェットが使えましたが、Mac版ではそれに加えてPhoenix(アナログポリシンセ)・Chicago(アシッドベースシンセ)の5ガジェットが使用可能。

作成できるトラックは5つまでという制限はあるものの、ガジェットの機能や演奏そのものは完全版と全く同じですから、購入前に思う存分試すことができます。

今このブログをご覧の「KORG Gadget」に少しでも興味のあるあなた。

まずはLeを無料ダウンロードして、Gadgetの魅力と実力を体験してみませんか?

ちなみにKORG Gadget Le for Macのファイルサイズは243.5MBでした。

(2017.5.28追記)

なお”nanoPAD2″や”microKEY Air”などのKORG社製品を接続すると、使用できるトラックとガジェットが更に3つ増えるみたいですね。

追加ガジェットはAmsterdam(SFXポン出しサンプルバンク)・Brussels(EDM系モノシンセ)・Ching Mai(FMシンセ)。

つまり無料体験版のLeでも「計8トラック8ガジェット」が使えるようになるわけです。

まとめ:すべてのKORG Gadget for Macユーザーに恩恵。すぐにアップデートしよう!

今回はKORG Gadget for Macのリリース後初めてとなる、規模の大きなアップデートでしたね。

Milpitasの追加が大きなトピックですが、筆者としては「無料体験版」を用意できたことが大きいと思っています。

フリー版は今や、どのDAWでも用意され、その使い勝手を試してからフルバージョンを購入する。というのが当たり前になっていますから、我らがKORG Gadgetもその土俵にようやく上がれた感じがします。

コルグさんは今後もこのペースで、大小交えたブラッシュアップを進めて行って欲しいですね。

それではまた。Have a nice trip!

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