4-3 ベースの音色を整える

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ベーストラック作り最後のチュートリアルは、少し新しい操作について覚えましょう。今回選んだプリセットプログラム"17. Pick Bass"は、ベースにしてはとても明るいサウンドです。そこで、モノフォニック・シンセDublinのノブ(つまみ)を回して、よりベースらしい音色に加工したいと思います。

目次

VCFセクションで音色を変えてみよう

シンセサイザーの音色(サウンドの明るさ)を決めるのは、フィルターと呼ばれるセクションです。Dublinでは、VCF(Voltage-controlled filter)セクションのCUT OFFノブで音色を変えることができます。

CUT OFFノブを絞ると、その分高域が削られて音色が暗くなります。シンセベースらしくしたいので、"17. Pick Bass"初期値の3.10から、0.67あたりまで下げてみましょう。モコモコとした、かなりおとなしいサウンドに変化します。

逆にCUT OFFノブを上げると、明るいサウンドへと変化します。

VCAセクションでキレのあるベースにしよう

もうひとつ、シンセサイザーのエディットテクを覚えて、このチュートリアルを終わりにしましょう。
ピアノ演奏では、鍵盤から指を離してもすぐには音が消えず、余韻(よいん)が残ります。この指を離してから音が消えるまでの時間をリリースタイムと言いますが、これをなくしてタイトなベースに仕上げます。

シンセサイザーの音量を決めるのはアンプと呼ばれるセクションです。Dublinでは、VCAセクションのRELLASEノブで、キーオフ後の減衰時間を変えることができます。

iPhoneでは、DublinをVCA/MOD画面①に切り替えると、RELEASEノブのあるVCAセクション②が表示されます。

RELLASEノブを0.00まで絞る③と、ノートの発音終了後、すぐに音が消えるようになります。

おつかれさまでした!今回のチュートリアルではベーストラックの作り方を覚えました。コードトラックで作ったコードに基づき、楽曲のボトムを支えるベースラインを作ることができたかと思います。

なお、このチュートリアルの最後でCUT OFFとReleaseノブで初歩的なサウンドメイクにトライしました。こうしたシンセサイザーの仕組みに興味のある方はこちらで解説していますので、ぜひご覧ください!

一息ついたら、引き続きチュートリアル「リードトラックを作ろう」編にチャレンジしましょう!

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