トラック制作とブログ執筆は似ている。リスナー&読者に「完食」されるための方法論とは?
筆者のような社会人トラッカー&ブロガーは、常に時間との戦い。
忙しい日常の中で創作活動を行うためには、それぞれを効率的に行うことが求められます。
特にブログの執筆は、文章を素早く正確に書くことが大切。
その目的を果たすため、実用的な文章を素早く書くためのトレーニング本を手にとってみました。
「プラモのように作文する」
元々はナタリーというニュースサイトの新人ライター向け教育メソッドで、すばやく正確な実用記事を書くためのノウハウが凝縮されています。
いわゆる文章術の教則本ですが、ブログエッセイのような優しい語り口で書かれており、分かりやすいたとえ話で読者を惹きつけてくれます。
例えば「プラモデルのように作文する」という一節。
プラモの「箱絵」にあたる記事のテーマを決め、「取説」で取り上げる話題の順番や軽重を定めつつ「パーツ」を組み合わせて文章を書くということ。
書き始める前に「パーツ」をたくさん用意すべく検索や取材でネタ集めを行い、「事実」を集めてトピック化する…要は事前のダンドリが大切なわけです。
なるほど。料理と同じく下ごしらえをしてから執筆に取り組むと、驚くほど短時間でスラスラ書けるし、あてどもなく書いた記事で陥りがちな論理矛盾や構造的欠陥を防ぐことができますね。
ブログも音楽も「キャッチー」でなくてはならない
この本を読んでいて、ふとトラックメイキングとブログに相通ずる重大な要素に気づきました。
それはキャッチーさ。
具体的には「サビ先」で受け手側を惹きつけ「完食」(完読)してもらうことを目指す…という大目標です。
たとえば自身の表現にこだわるあまり冒頭部分でもったいぶると、コラエ性のない筆者みたいな受け手は、すぐに離脱してしまいます。
それを防ぐため結論(サビ)を最初に持ってきて惹きつけ「完食」させることが肝要。
作品を素早く大量に作ることも大事ですが、それ以上に読者ファーストで完食されるコンテンツこそ、より良いものであると気づかされました。
初めて書評に挑戦してみました。
これからもトラックメーカーの視座で、皆さんのお役に立つ書籍を積極的に紹介していきたいと思います。
それではまた。Have a nice trip!
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