コルグ、ベクターシンセiOSアプリiWAVESTATION発表。ガジェット名はMilpitas
コルグは2016年11月30日、1990年に発売されたデジタルシンセサイザー"WAVESTATION"をiOS上で再現したアプリ『iWAVESTATION』をリリースしました。
iOSアプリとしてスタンドアロンで動作し、さらに同社のモバイル音楽制作アプリ"KORG Gadget"上では、ガジェット『Milpitas』としても使用できます。
ちなみにミルピタスは、米カリフォルニア州にあるハイテク産業が盛んな都市。
以前は農村地帯でしたが、今ではサンディスクなどの本拠地が軒を連ねる、シリコンバレーの一角なんだそうです。
価格は2,400円(2016年12月現在)で、iOS9.3以降の対応。
オプションのPCM/プログラム・カードを含め、全1500種類のサウンドを搭載との事です。
早速、ダウンロード購入して試してみました!
【KORG Gadget】昨日リリースされたKORG iWAVESTATION(Gadget名"Milpitas")を早速試してみました。この、まず何をやったら良いやら分からなさ加減が堪らないですね。仕事放っぽり出して3〜4日ほど引き篭もりたくなります。笑 pic.twitter.com/D4uAVZfVNO
— くらんけ@Gadget-Junkies (@Gadget_Junkies) 2016年11月30日
オリジナルのWAVESTATION最大の特徴は、「時間的変化」を伴う抽象的なサウンドを作れる点。
コマ切れされた波形を繋げたり、合成したりして新たなサウンドを作るという方式で、コルグはこれを「アドバンスト・ベクター・シンセシス・システム」と呼んでいます。
他にも、異なる波形を最大32個連結させて一本の波形としてみなす「ウェーブ・シーケンス」機能や、「ミックス・モーフィング」機能など、他のシンセでは見られないユニークな機能を搭載。
そんな、とてもユニークなWAVESTATIONでしたが、サウンド・エディットを単体で行う必要があったため、当時は複雑、かつ難解な製品だったようです。
今度の"iWAVESTATION"では、オリジナル実機の美点を忠実に再現。
そして、さきに挙げた操作性の弱点を、iPadやiPhoneのグラフィカルな画面によって克服しています。
これで、比較的容易に、他では決して得られないサウンドを作れるのではないでしょうか。
また"iWAVESTATION"は、オリジナル実機のサウンドデータをインポートできるので、過去のサウンド資産を蘇らせることが出来ますね。
これも、大きなポイントだと思います。
"iWAVESTATION"は、現在appストアでダウンロード販売中です。
あなたも、このユニークで、またとないサウンド・メイキングを体験してみませんか?
KORG iWAVESTATION - KORG INC.
Have a nice trip!
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