4-1 KORG Gadgetで、ボーカルや楽器演奏をオーディオ録音しよう。

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iOS/Mac用音楽制作アプリ"KORG Gadget 3"は、歌やギター演奏などを録音することができます。さらには、外部からオーディオ・ファイルをインポートでき、ボーカロイドの歌声を取り込んだりも可能です。

今回は、KORG Gadgetのオーディオ・トラックを用いたレコーディング方法について、基礎知識を交えながら簡単に解説していきます。
コルガジェでボーカル曲を作りたい方、楽器演奏をトラック・メイキングに生かしたい方は必見です!

オーディオトラックは、KORG Gadget 3 for iOSで扱うことができます。無料体験版のLe、KORG Gadget for Nintendo Switchには対応していません。

目次

「MIDI」と「オーディオ」の違いについて

MIDIは、音程や音の強さ、音の長さなどを定める、いわば楽譜のような意味合いをもつ「演奏データ」です。

このようなピアノロール画面で「ドレミファ」を入力したり、音の強さや長さを書き込んで、シンセやドラムなどのガジェット音源を演奏させます。

MIDIトラック(ピアノロール)

それに対してオーディオは、マイクなどで録音された実際の「音」そのもの。

オーディオトラック(波形表示)

オーディオトラックは、ギター演奏やボーカルといった生音を扱うことができるので、楽曲を作る上で大きな武器になります。
ぜひオーディオ録音もトラックメイキングに取り入れましょう。

オーディオを録音するためのガジェットは?

オーディオを取り扱うことのできるトラックをオーディオトラックといい、その画面は通常のピアノロールではなく、オーディオ波形が表示されます。

オーディオ・トラックは、こちらの万能レコーダーZurich

ギターアンプシミュレーターRosario

または、ベースアンプシミュレーターDurbanで扱うことができます。

RosarioやDurbanはアンプシミュレーターや歪み系エフェクトが充実していて、Zurichはボーカルを含む幅広いレコーディングに対応します。それぞれ使い分けると良いでしょう。

オーディオを録音してみよう

ここからはZurichでオーディオレコーディングに挑戦します。

Zurichを起動しよう

まずはガジェットセレクターでZurich①を選んでください。

Track 1にZurichが立ち上がりました。クリップ①、またはZurichアイコン②をタップしてください。

録音前にオーディオトラックをミュートしよう

さっそく内蔵マイクで録音したいところですが、もしイヤホンやヘッドホンを使わない場合は、iOSデバイスから出る音を消す必要があります。
その理由は、iOSデバイスのマイクとスピーカーの間で音がループしてハウリングを起こすからです。
ハウリングを起こすとまともに録音できないばかりか、スピーカーや耳にも良くないので防ぐ必要があります。その方法は次の2つ。

  1. 録音時、Zurichのトラックを「ミュート」する
  2. 録音時、iPadやiPhoneを消音(音量ゼロ)する

録音するたびにデバイスのボリュームを下げるのは面倒なので、①のミュートで対応するのが良いでしょう。

まずはMuteボタン①をタップしてください。

ヘッドホンを使用すればスピーカーがOFFになるので、Muteの必要はありません。

オーディオ・トラックをRecモードにしよう

Recボタン②をタップします。マイクに話しかけて、INPUT/OUTPUTのVUメーター③が振れたら録音準備完了です。

iOSデバイスの内蔵マイクで録音を始めよう

トランスポートのRecボタン④Playボタン⑤をタップすると、レコーディングが開始されます⑥。

録音を終了するには

録音を止める場合はStop、Recモードの解除はRec、一時停止はPlayをタップします。

そしてMute⑦を解除し、Playをタップしてオーディオトラックをプレビューしてみましょう。

録音レベルを調節するには

さて、これは筆者が録音したオーディオ波形です。

録音はされていますが…この波形を見てどう思われましたか?
これはレコーディング時の状況が適切でなかったため、とても小さな音で録音してしまった失敗例です。
後から無理やり音量を上げることもできますが、ノイズも一緒に持ち上がるので音質劣化は避けられません。

こうなってしまう主な要因として、次の2点が挙げられます。

  1. Zurichのインプット・レベルが低すぎる
  2. そもそも音源のボリュームが小さすぎる

このうち①については、ZurichのINPUTノブを上げることで改善できます。

録音する音を鳴らしながらINPUTノブ⑩を調節し、INPUTのVUメーターがしっかり振れた状態でレコーディングを始めてください。

しかし、もしあなたの歌声やギター演奏のボリュームが小さすぎる場合は、そちらの音量を上げた方が良いでしょう。
逆にINPUTレベルが大きすぎると音が歪(ひず)んでしまうので、VUメーターをチェックしながら「振れすぎず、振れなさすぎず」レベルを探ってください。

外付けマイクや、オーディオ・インターフェースの活用について

今回は、iPhoneやiPadだけでオーディオ録音するやり方を解説しました。
ここからは、より高音質でレコーディングしたいときや、普段使っているマイクで録音したい方に向け、iOSデバイスに接続して使う専用マイクやオーディオインターフェースを紹介します。

iPhone・iPad専用マイク

各社から、LightningやUSB Type-Cコネクタに接続できる専用マイクがリリースされています。

たとえばZOOM iQ7はLightningコネクタに対応するコンパクトなステレオマイクで、iPhoneに接続するとレコーダーに変身します。

このような専用マイクは、KORG Gadgetなど音楽制作アプリでのレコーディングにはもちろん、外出先でのフィールドレコーディングにも使えるので、楽曲に使える音ネタ集めにとても便利です。

iPhone・iPad向きオーディオ・インターフェース

DAWで音楽制作をされている方は、普段から高品質なコンデンサーマイクなどをお使いかもしれません。また、愛用のエレクトリックギターや外部シンセをライン録りしたいときもあるでしょう。

そんな方は、ZOOM AMS-22のようなオーディオ・インターフェースの導入を検討してください。

こちらはUSB Type-Cに対応し、iPadやiPhoneだけでなくPCにもつながるので、KORG Gadget 3 for Macでも使えます。
MacBookに接続するとライブで活躍しますし、かなり便利なギアだと思います。

さいごに

今回は「オーディオを録音しよう」編の第1回目として、ボーカルやギターなどをレコーディングする方法を紹介しました。

今後も波形のエディットテクやオーディオ・ファイルのインポートなど、ZurichやRosarioを用いたオーディオ・トラックの活用術についてもお伝えする予定です。

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