トラックを作ってみよう

③ パラメータをエディットする。

タイミングも音量も全く変えずにノートを打ち込む事を俗にベタ打ちと呼び、世間的にはイマイチよろしくない事だとされています(多分テクノは別)。

ベタ打ちから脱却し、楽曲の表現力を高めるには、ノートごとに音量やエフェクト、定位といった各種パラメータをいじって時間的変化を与えるのが得策だといえましょう。

今回は、そのパラメータを設定するやり方を覚えていきます。

パラメータの設定画面を表示する

まずはエディット画面の下に少し見えている、何やら縦棒が並ぶエリア(パラメーター・プレビュー)をタップしてみてください。

image

パラメーター画面が拡大表示されました。デフォルトではVelocity、つまりノート一つ一つの音量のパラメータが選択されています。

ベタ打ちだけに、すべてのノートが同じ高さ(音量)ですね。

image

「ベロシティ」のパラメータを変更

ためしに、クローズハイハットのベロシティを変えましょう。

Drawモードにして、縦棒の先端にある丸いところをドラッグすれば、パラメータを上下できます。

image

他のクローズハイハットのベロシティも変えていきます。

image

ここでPlayしてみると、さきほどよりはハットの刻み具合が人間らしくなった…というか、多少機械っぽさが解消したかと思います。

PAN(ステレオ定位)のパラメータを変更してみる

今度は、クローズハイハットの“PAN”のパラメータを変更してみましょう。

パラメータ画面の左の方を見ると、現在選択されているガジェットでエディット可能なパラメータが、ズラッと並んでいます。

image

今、エディットしているトラックのガジェットはLondonなので、Londonで設定できるパラメータだけが並んでいます。

ここを下へスクロールして”5 Pan”を探し、タップしてください。

image

…これで、ピアノロールで下から5つ目にある、クローズハイハットの”PAN”をいじる事ができるんですね。

そして、Panのパラメータを上げると、ハットの音が右へ…

img_0923

Panのパラメータを下げると、左へ定位されます。

img_0935

パラメータを連続的に変化させる

さきほどのようにノートごとにエディットする事もできますし、フッターにあるFunctionボタンをタップすると呼び出せる「グリッド」の設定値を、現在の1/16からOffにすれば…

img_0930

このように、なめらかな変化を与えることもできます。パラメータをタッチパネルで「描く」イメージですね。

img_0932

パラメータを全削除する

フッターのFunctionから「オートメーションを削除」をタップすると、ベロシティ以外のオートメーションのパラメータを全削除できます。

img_0933

パラメータを全消ししたので、改めてクローズハイハットのPanをエディットしてみます。

クローズハイハットのPanを、中央から左寄りへ定位させました。

img_0943

Londonのガジェットパネルにあるパンポットを見ると、10時ぐらいの位置になっていますね。

ヘッダーの↕️ボタンをタップしてLondonのガジェットパネルを表示し、その上部にある「MODE SELECTION」のうちMIXERをタップすると、下のように表示されます。

img_0944

まとめ動画

今回のレッスンで、こんなトラックが出来上がりました。

この動画では、Londonのドラムキットを「04 LEXTRO」に差し替えています。

パラメータを使ってトラックに変化をつけよう

たとえパラメータを変えなくても、曲は作れます。

本文中でも触れましたが、楽曲を機械的に仕上げる為、あえてパラメータをいじらないのもアリ。

しかしパラメータを駆使すると、トラックが一気に躍動的になるので、ぜひ活用される事をオススメします。

KORG Gadgetの各ガジェットには、ベロシティやパン以外にも様々なパラメータが用意されているので、これらを積極的に試してオリジナリティあふれるトラックを作ってみましょうね。

次回は、ベーストラックの打ち込みを「リアルタイム入力」で挑戦します!

関連記事

  1. トラックを作ってみよう

    ⑦ アルペジオを入力する。

    ここまでのチュートリアルで「ドラム」「ベース」「パッド」の3トラックを…

  2. トラックを作ってみよう

    ⑥ パッドを入力する。

    KORG Gadgetの初心者向けチュートリアル「トラックを作ってみよ…

  3. トラックを作ってみよう

    ④ ベーストラックをリアルタイム入力する。

    ここまでのチュートリアルで、ガジェット音源「London」を用い、ドラ…

  4. トラックを作ってみよう

    ① ドラムトラックをステップ入力する。

    お待たせしました!ここからは、実際にトラックを作成しましょう。…

  5. トラックを作ってみよう

    ⑤ パラメータをリアルタイム・エディットする。

    以前のチュートリアルで、ドラムトラックの「ベロシティー」と「PAN」の…

  6. トラックを作ってみよう

    ⑧ 展開を作りソングに仕上げる。

    前回までのチュートリアルで、「ドラム」「ベース」「パッド&アルペジオ」…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

サウンドハウス

非公式楽曲コンペ「GadgetSonic 2018」特集ページ

KORG Gadget for Nintendo Switch 特集ページ

PICKUP

SERIES

LATEST ARTICLE

  1. Lifestyle for DTMer

    MacBook Pro用のハードケースをお取り寄せしました。
  2. Chiang Mai (FM)

    FM音源ガジェットChiang Maiについて。80年代っぽいキラキラサウンドを…
  3. Allihoopa

    楽曲共有サービスAllihoopa(アリフーパ)について。世界中のクリエーターと…
  4. Stockholm (Loop)

    Stockholm かんたんチュートリアル ① まずは「ループ」と仲良くなろう。…
  5. #GadgetSonic2018

    GadgetSonic2018 Weekly Highlights Vol.2…
PAGE TOP