前回は、デモソングのファイルをロードし、曲を再生させたり停止させたりしました。
せっかくなので、もう少し遊んでみましょう。
今回はテンポチェンジのやり方について、2通りのやり方を紹介します。
「Tempo」の上下ドラッグでテンポを変更する
PLAY(▷)ボタンの2つ右にあるTempoボタンをタップすると、吹き出しが現れます。
119.5と表示されていますね。このデモソングのBPM(Beats Per Minute)、つまり曲の速度。
例えば BPM60 の曲では、一分間に60回ビートが刻まれます。あの時報のテンポです。
このBPMをいじってみましょう。Tempoボタン内で、上方向へドラッグしてみてください。
・・・テンポが連続的に上がりましたね。最速でBPM 999.0まで上げることができますが、こうなるとスクエア・プッシャーばりのドリルンベース状態。
逆に下方向へドラッグするとテンポがスローに。BPM 20.0まで遅くすることができます。
「Tapボタン」の繰り返しタップでテンポを変更する
再びBPM119.5あたりに戻したいのですが、999.0なんてテンポからドラッグするのも面倒です。
こういう時は、Tempoボタンの右にあるTapボタンを、希望するテンポに近づくまで繰り返しタップ。
すると、あなたが何度かタップした間隔をKORG Gadgetが検知し、その平均テンポにアジャストしてくれます。
こうやってTapボタンでテンポの当たりをつけつつ、Tempoボタンで細かく調整するのも良いでしょう。
「Tempo」の長押しでテンポを数値入力する
もちろんテンポの数値入力も可能。Tempoを長押しし、オンスクリーンキーボードでテンポを直接定めましょう。
違う使い方も…。
ちなみにTapボタンによるテンポチェンジは、DJプレイ時においても有効。
同時に流れている別の曲を聴きながらタップし、その曲とテンポを合わせるテクですね。これはAbleton Liveなど、PCのDAWにも実装されている機能です。
曲作りの局面によって使い分けよう。
今回は、テンポチェンジの方法を3通り紹介しました。
前回ご紹介したPlayやStop同様、テンポチェンジも複数のやり方が用意されています。
同じ機能でも異なるやり方ができるので、目的に応じ柔軟に使い分けましょう。
次回は、とても手軽に曲のグルーヴ感を変える事ができる「Swing」(スウィング)機能を解説します!
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