トラックを作ってみよう

パッドを入力する

今回は、ソング全体に彩りを添える「パッド」の入力に挑戦したいと思います。

 

パッドとは?

パッド(Pad)とは、楽曲のバックで鳴らされる「ホゥワ〜〜ン」「もわぁ〜〜ん」「ブワーーッ」といった持続音のことです。ちなみにこういう音。

 

ダンスミュージック界隈では割とメジャーな言葉だと思います。

持続音だけに、しばしば全音符で鳴らされるので「白玉」とも呼ばれます。

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タイトに決めれば曲全体がカチッとなり、深〜くリバーブを効かせると幻想的になるので、楽曲の雰囲気をも左右する重要なトラックです。和音(コード)で鳴らされることが多いですね。

 

パッドを入力する

さっそくパッドトラックを作っていきましょう。

これまでドラムとベース入力のチュートリアルを学ばれた方は、簡単に作ることができると思います!

ステップ入力とリアルタイム入力を使い分け、お好みの方法で打ち込んでみてくださいね。

今回は万能マルチ音源ガジェット”Marseille”を用い、パッドトラックを作成するやり方の一例をご紹介します。

 

パッド用トラックを作成する

まずTrack 3にパッド用のトラックを作ります。

img_1095

 

表示されたガジェット選択画面でMarseilleをタップします。

体験版の”Le”の場合、和音を鳴らせるガジェットはこいつ以外にありません。泣

img_1097

 

Track 3に、新たなトラックが生成されました。

“Track 3″と表示されているところを長押しタップし、”Pad”と名付けてあげるのもいいですね。

img_1100

 

パッドの音色をプリセットから選ぶ

新たに生成されたTrack 3のクリップをタップします。

img_1102

 

エディット画面でヘッダーの↕️をタップし、

img_1105

 

表示されたMarseilleのガジェット・パネル中央にある”PROGRAMS”領域上で上下ドラッグして、お好みの音色を選びます

img_1121

 

今回は“070 HIRESO LEAD”という派手な音色を選んでみましょう。最初からディレイなどのエフェクトがかかっているので、初心者の方でも即戦力になる音色だと思います。

 

Marseilleの”CHORD”と”Scale”機能を外す

Marseilleの鍵盤を弾いてみて「CHORDボタンがON」だったり「Scale」が設定されている場合は、それぞれの機能を外しましょう。

Scaleを通常にするやり方はコチラ。

【Tips】ガジェットの鍵盤を、通常の並び(ドレミファ…)に戻す方法

 

パッドのコード進行を入力する

u_421s_01

さあ、初心者の方にとって最初の難関であろう「コード進行」を入力する時間がやってきました。でもご安心を!

当チュートリアルの目的は「KORG Gadgetの基本操作を身につけていただく事」なので、コードやスケールなど音楽理論については深く掘り下げません(それはいずれ別の機会に…)。

ですから今は、コードなど分からなくても全然だいじょうぶです。このまま進みましょう!

という事で、オリジナルのコード進行をご用意しました!!

CM7 | Am7 CM7 G7 | FM7 | Am7 Dm7 G7

 

途中にある”|”は、Bar(小節)の区切りだと思ってください。従って、上記のコード進行は4 Barで構成されています。

このコード進行を、これからTrack 3のパッドトラックに打ち込んでみましょう。今回はステップ入力で行います。

 

1 Barに”CM7″を打ち込む

Marseilleのガジェット・パネルが表示されている場合は、ヘッダーの↕️ボタンをタップして畳んでください。エディット画面がフル表示されます。

img_1106

 

これから入力する”CM7″(シー・メジャー・セブンス)というコードは、”C,E,G,B”(ド・ミ・ソ・シ)という4つの音で構成されています。4和音ですね。

cm7

 

まずはDrawモードに切り替え、C3をタップしましょう。ベーストラックの時と同じ要領です。

音名の後にある数字はオクターブの高さを示します。”C3″に対して”C4″は1オクターブ高い「ド」、”C2″は1オクターブ低い「ド」となります。

img_1111

 

続いてE3,G3,B3も同じようにタップしてください。ベースの時は一列にひとつのノートだけでしたが、今回は和音(セブンス・コード)ですから4つ重なります。

img_1113

 

打ち込んだ4つのノートを、1 Barの最後まで延ばして全音符分の長さにしてみましょう。

Selectモードに切り替え、先ほど打ち込んだ4つのノート上でドラッグして範囲選択し…

img_1116

 

1 Barの最後の方まで延ばします。ノートの右端をタップして右へドラッグしてください。

img_1117

 

これで、1 BarにCM7というコードが、ほぼ全音符の長さで打ち込まれました。

 

2 Barに”Am7 CM7 G7″を打ち込む

2 Barには”Am7 CM7 G7″という3種類のコードが存在します。しかし打ち込み方自体は1 Barの時と全く同じです。

まず2 Barをタップしてください。

img_1122

 

2 Barの冒頭のコード”Am7″(エー・マイナー・セブンス)は、”A,C,E,G”(ラ・ド・ミ・ソ)で構成されています。

am7

その次の”CM7″は、1 Barと同じく”C,E,G,B”(ド・ミ・ソ・シ)で…

cm7

最後の”G7″(ジー・セブンス)は、”G,B,D,F”(ソ・シ・レ・ファ)です。

g7

 

それぞれのコードを、このように打ち込んでみてください。

image

 

なお、それぞれのコードにおいてAやC、Gの音(根音。ルートとも言います)を一番低い音にし、それらの上に他の構成音を並べて打ち込みたい所ですが、「そのコードの構成音さえ外さなければ」音の高さを入れ替えても何ら問題ありません。

たとえばAm7は、ルートのAではなく、Eを一番下の音にして打ち込んでいます。

むしろ各コードの音の高さは、できるだけ動かさない方が自然で滑らかな進行になりますので、その辺りを意識しながら打ち込んでみるのもいいですね。もちろん意図的に変化を付けるのもアリです!

ただし、一番高い音が「半音」でくっつくと、濁った響きになりがちなので避けた方が無難でしょう。たとえばCM7だと下のようなケースです。

img_1133

 

3 Barに”FM7″を打ち込む

3 Barのコード”FM7″(エフ・メジャー・セブンス)は、”F,A,C,E”(ファ・ラ・ド・ミ)で構成されています。

fm7

 

さきほどと同じように打ち込みます。

image

 

4 Barに”Am7 DM7 G7″を打ち込む

最後に4 Barですが、それぞれのコードこそ違えど、発音タイミングと長さは2 Barと全く同じです。

こういう時は、まず2 Barごとコピー、ペーストしてから、ノートの高さを修正すれば効率的ですね。

 

冒頭のコード”Am7″は、”A,C,E,G”(ラ・ド・ミ・ソ)で構成されています。

am7

その次の”Dm7″は、”D,F,A,C”(レ・ファ・ラ・ド)で、

dm7

最後の”G7″は、”G,B,D,F”(ソ・シ・レ・ファ)です。

g7

 

 では、それぞれのコードをこのように打ち込んでみましょう。

image

 

以上で、パッドトラック4 Bar分の打ち込みが完了しました。お疲れ様でした!

もし機械的なフィールにしたくない場合は、それぞれのコードのベロシティを変えて、トラックに抑揚をつけるのもいいですよ。

 

まとめ動画

 

ここまでのチュートリアルで、ドラム・ベース・パッドを3つのトラックだけで構成してみましたが…やはり物足りないですよね。

そこで次回は、パッドトラックに「アルペジオ」を重ねて、もう少しゴージャスな感じにしてみたいと思います。お楽しみに!

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コメント

    • ななし
    • 2017年 2月 03日

    めちゃめちゃわかりやすいですね。
    gadgetアプリ、調べてもなかなか情報がでてこないので
    こういうサイトが有るととてもうれしいです。
    更新楽しみにしています。

      • くらんけ
      • 2017年 2月 04日

      ななし さん
      ありがとうございます。
      このブログを立ちあがたキッカケは、あなたが言う「ほとんど情報がない」と思ったからなので、そう言っていただけて嬉しいです。今後も更新をかさね、皆様のお役に立てるブログにしていきたいと思います!

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