トラックを作ってみよう

⑦ アルペジオを入力する。

ここまでのチュートリアルで「ドラム」「ベース」「パッド」の3トラックを使い、KORG Gadgetでの打ち込みを体験していただきました。

もしあなたが、無料版の「Le」をお使いの場合、残念ながらこれ以上トラック数を増やすことが出来ません。

では、無料版での作曲体験はこれで終わり・・・?

いえいえ、ちょっと「工夫」すれば、トラック作りをもう少し楽しむ事ができます。

今回は、パッドトラックに打ち込んだコード部分よりも高い音域を使って、「アルペジオ」を奏でてみたいと思います。

Leはトラック数の制限はあっても、同時発音数の制限はありませんからね。そこを突くわけです。笑

アルペジオは極めて簡単にできる味付けですが、トラックに厚みが出てグッとゴージャスになりますよ!

アルペジオとは?

「分散和音」とも呼ばれ、コードの構成音を一音一音、順番に鳴らす演奏技法。

なんでも「ハープ(伊: arpa)を演奏する」という意味のイタリア語 「arpeggiare」 を、語源としているんだそうです。

たとえば「C」というコードの構成音は「C」「E」「G」(ド・ミ・ソ)ですが、アルペジオはこれを同時に「ジャーン」と弾くのではなく、

上昇させる場合は、「ド」「ミ」「ソ」「ド」、「ド」「ミ」「ソ」「ド」…

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下降させる場合は、「ド」「ソ」「ミ」「ド」、「ド」「ソ」「ミ」「ド」…という風に、分散して弾きます。

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この「上昇」または「下降」して和音を奏でるのが「アルペジオ」の定義ですが、同じ音の繰り返し(「ド」「ソ」「ミ」「ソ」…)や、「コードの構成音内でランダムに散らす」のも、アルペジオと呼んで良いようですね。

コードの構成音を「一つずつ」入力してみよう

KORG Gadgetには「アルペジエーター」という、同時に押さえた音を自動的に分散させてくれる機能もあります。

アルペジエーターに興味のある方は、上の記事をご覧いただくとして、今回は「手入力」でアルペジオさせてみます。

すでに打ち込んでいるコードの構成音を「一音ずつ並べるだけ」ですから、とっても簡単。

さて、前回パッドトラックに打ち込んだコード進行を、もう一度おさらいしておきましょうか。

CM7 | Am7 CM7 G7 | FM7 | Am7 Dm7 G7 

1 Barに「CM7」のアルペジオを打ち込む

Track 3のエディット画面にて、1 Barをタップします。

img_1135

「Drawモード」にして、「CM7」の構成音「C」「E」「G」「B」だけを使い、16分音符で1音ずつ打ち込んでください。こんな感じです。

img_1137

16分音符を打ち込むには、フッターのFunctionボタンをタップして表示されるポップアップにて、グリッドを「1/16」にしましょう。

この時、前回のチュートリアルで打ち込んだパッドよりも上の音域で入力しましょう。今回は「C5」から「C6」にわたる、高音域での作業となりました。

上昇と下降を繰り返すだけの、いたってシンプルなアルペジオですね。

2 Barに「Am7」「CM7」「G7」のアルペジオを打ち込む

2 Barは、3つのコードで成り立っていました。

「Am7」は、「A」「C」「E」「G」。

「CM7」は、「C」「E」「G」「B」。

そして「G7」は、「G」「B」「D」「F」。

以下に、前回のチュートリアルで打ち込んでいただいたコードを再掲します。

image

1 Barの時と同じように、高い音域に移動してアルペジオを打ち込みましょう。今回は「A4」から「D6」になりました。

img_1139

それぞれのコードで鳴っている構成音を外さないよう、注意しながら打ち込んでくださいね。

2拍目と3拍目を結ぶところだけ八分音符分の長さにしましたが、これはシーケンスの単調さを回避するための味付けです。

3 Barに「FM7」のアルペジオを打ち込む

1 Barの時と同じように、「FM7」(「F」「A」「C」「E」)の構成音だけを使い、上昇・下降を繰り返しながら打ち込んでください。

img_1144

4 Barに「Am7」「Dm7」「G7」のアルペジオを打ち込む

最後に、4 Barのコードを打ち込みましょう。

「Am7」は、「A」「C」「E」「G」。

「Dm7」は、「D」「F」「A」「C」。

そして「G7」は、「G」「B」「D」「F」でしたね。再掲します。

image

これまでと同じ要領で、アルペジオを打ち込みます。

img_1143

2 Barの時と同じく、2拍目と3拍目を結ぶところだけ8分音符分の長さにしました。

これで、4小節分の打ち込みが完了。お疲れ様でした!

今回のまとめ動画

今回はパッド・トラックに、アルペジオを「自力で」打ち込んでいただきました。

各コードの構成音を分散させるだけで、より「コード感」を強調でき、トラックに厚みが生まれたと思いますが、いかがでしょうか。

アルペジオは手軽な技法でありながら、劇的な演出を施すことができるので非常にオススメです。積極的にご活用くださいませ。

さて次回は、いよいよ「トラックを作ってみよう編」最後のレッスン。

今はまだ「3トラック4小節」分しかない演奏データを広げて広げて、様々なバリエーションをつけながら一気にトラックを完成させていきます!

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