トラックを作ってみよう

アルペジオを入力する

ここまでのチュートリアルで「ドラム」「ベース」「パッド」の3トラックを使い、KORG Gadgetでの打ち込みを体験していただきましたが、もしあなたが無料版の”Le”をお使いの場合、残念ながらこれ以上トラック数を増やすことが出来ません。

そこで今回は、パッドトラックに打ち込んだコード部分よりも高い音域を使って「アルペジオ」を奏でてみたいと思います。

Leはトラック数の制限はあっても、同時発音数の制限はありませんからね。そこを突くわけです。笑

極めて簡単にできる味付けですが、トラックに厚みが出てグッとゴージャスになりますよ!

 

アルペジオとは?

アルペジオは「分散和音」とも呼ばれ、コードの構成音を一音一音、順番に鳴らす演奏技法。

なんでも「ハープ(伊: arpa)を演奏する」という意味のイタリア語 “arpeggiare” を語源としているんだそうです。Wikiによると。

たとえば”C”というコードの構成音は”C,E,G”(ド・ミ・ソ)ですが、アルペジオはこれを同時に鳴らすのではなく、

上昇させる場合は「ド」「ミ」「ソ」「ド」…

%e3%83%89%e3%83%9f%e3%82%bd%e3%83%89

 

下降させる場合は「ド」「ソ」「ミ」「ド」…という風に鳴らします。

%e3%83%89%e3%82%bd%e3%83%9f%e3%83%89

 

正式には、上昇または下降がアルペジオの定義のようですが、同じ音の繰り返し(「ド」「ソ」「ミ」「ソ」…)や、コードの構成音内でランダムに散らすのも含めるようですね。

 

コードの構成音を一つずつ入力する

KORG Gadgetには、バージョン2で実装された「アルペジエーター」機能もあるのですが、それは別の機会に紹介するとして、今回は手作業でアルペジオさせてみます。

すでに打ち込み済みのコードの構成音を一音ずつ並べるだけですから、とっても簡単ですよ!

さて、前回パッドトラックに打ち込んだコード進行を、今一度おさらいしておきましょう。

CM7 | Am7 CM7 G7 | FM7 | Am7 Dm7 G7

1 Barに”CM7″のアルペジオを打ち込む

Track 3のエディット画面にて、1 Barをタップします。

img_1135

 

Drawモードにして”CM7″の構成音「C,E,G,B」だけを使い、十六分音符で1音ずつ打ち込んでください。たとえばこんな感じです。

img_1137

 

前のチュートリアルで打ち込んだパッドより、さらに上の音域での入力となります。今回はC5からC6にもわたりました。

上昇と下降を繰り返すだけの、いたってシンプルなアルペジオですね。

 

2 Barに”Am7 CM7 G7″のアルペジオを打ち込む

2 Barは、3つのコードで成り立っていました。”Am7″は「A,C,E,G」、”CM7″は「C,E,G,B」、”G7″は「G,B,D,F」でした。

以下に、前回のチュートリアルで打ち込んでいただいたコードを再掲します。

image

 

より高い音域に移動してアルペジオを打ち込みましょう。今回はA4からD6になりました。

それぞれのコードで鳴っている構成音を外さないよう、注意しながら打ち込んでくださいね。

img_1139

 

2拍目と3拍目を結ぶところだけ八分音符分の長さにしましたが、これはシーケンスの単調さを回避するための演出です。笑

 

3 Barに”FM7″のアルペジオを打ち込む

1 Barの時と同じように”FM7″(F,A,C,E)の構成音だけで、上昇下降を繰り返させます。同様にアルペジオを打ち込んでください。

img_1144

 

4 Barに”Am7 Dm7 G7“のアルペジオを打ち込む

“Am7″は「A,C,E,G」、”Dm7″は「D,F,A,C」、”G7″は「G,B,D,F」ですね。再掲します。

image

 

同じ要領でアルペジオを打ち込みます。

この小節も、2拍目と3拍目を結ぶところだけ八分音符分の長さにしました。

img_1143

 

まとめ動画

 

今回は、自力でアルペジオを打ち込んでいただきました。いかがでしたでしょうか。

各コードの構成音を分散させるだけでコード感をますます強調でき、トラックに厚みが生まれたかと思います。

アルペジオは手軽な技法でありながら、劇的な演出を施すことができるので非常にオススメです。積極的にご活用くださいませ。

関連記事

  1. トラックを作ってみよう

    パッドを入力する

    今回は、ソング全体に彩りを添える「パッド」の入力に挑戦したいと思います…

  2. トラックを作ってみよう

    ベーストラックをリアルタイム入力する

    ここまでのチュートリアルで、ガジェット"London"を用いたドラムト…

  3. トラックを作ってみよう

    展開を作りソングに仕上げる

    前回までのチュートリアルで、「ドラム」「ベース」「パッド&アルペジオ」…

  4. トラックを作ってみよう

    パラメータをエディットする

    タイミングも音量も全く変えずにノートを打ち込む事を俗にベタ打ちと呼び、…

  5. トラックを作ってみよう

    パラメータをリアルタイム・エディットする

    以前のチュートリアルで、ドラムトラックのパラメータのエディット(ベロシ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

連載中

  1. ガジェットを演奏しよう

    iPadのタッチパネルで演奏する
  2. トラックを作ってみよう

    アルペジオを入力する
  3. Allihoopa

    楽曲共有サービス「Allihoopa(アリフーパ)」について。KORG Gadg…
  4. Lifestyle for DTMer

    モバイルDTMerが持ち歩くべき「カバン」についての一考察。
  5. トラックを作ってみよう

    入力したノートを編集する
PAGE TOP