トラックを作ってみよう

パラメータをリアルタイム・エディットする

以前のチュートリアルで、ドラムトラックのパラメータのエディット(ベロシティとPAN)に挑戦していただきました。すでに打ち込まれた演奏データに対してエディットを行いましたよね。

その時は「ピアノロール画面上でタッチパネルをドラッグし、各パラメータの値を描いていく」というイメージだったかと思います。こんな感じで。

img_3965

 

実はこのパラメータエディット。ノートの打ち込み時と同様、リアルタイム入力で行うこともできるんです。

今回は、前回打ち込んだベーストラックの一部パラメータを、リアルタイムに変更・記録するチュートリアルをお送りします。

演奏を聴きながらガジェットのツマミをいじり倒して、あなただけの音色を作っていきましょう!

 

“CUTOFF”パラメータをリアルタイム・エディットする

ためしに、DublinのVCF(フィルター)セクションにある”CUTOFF”というパラメータをエディットしてみます。

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CUTOFF(カットオフ・フリケンシー)は、シンセで音色を作る際にとても多用されるパラメータです。

image

http://www.tech-faq.com/cutoff-frequency.html

 

ざっくりいうと、カットオフした「ポイント」から上(もしくは下)の周波数をフォルターして、そいつをばっさりカットするという意味ですが。。今は、意味不明でも全然オッケーです!

とりあえず「Dublinの場合、CUTOFFノブをMAXから下げていくと、だんだん音がこもって暗くなるんだな」「CUTOFFを上げ下げすると、音色がテクノっぽくウニョウニョ変化するんだな」といった「効果」を覚えておいてくださいね。

 

ノブ(ツマミ)の回し方

パラメータのリアルタイム・エディットを行う前に、まずタッチパネルでの「ノブの回し方」についてご説明します。

KORG Gadgetでは、2通りのやり方を選ぶ事ができます。

 

Liner操作でノブを回す

まず、Track 2のエディット画面でDublinをSoloモードでPlayしてください。

その状態で、CUTOFFノブをゆっくり回してみましょう。

ノブ上で上方向へドラッグすると右に回り、下方向へドラッグすると左に回ります。この操作方法を、KORG GadgetではLinerと呼んでいます。

img_1033

 

CUTOFFノブを回すと、音色が少し変化しましたね。上げると音が明るくなり、下げると音がこもっていく感じです。

ゆっくりドラッグすればツマミが少しだけ回り、素早いドラッグで大きく回りますよ。

Rotary操作でノブを回す

KORG Gadgetでは、さきほど紹介した「ノブ上で上下ドラッグ」してツマミを回すLinerという操作のほか、「ノブをタップしたあと、実際にツマミを回転させるジェスチャー」をして回すRotaryという操作も可能です。

どちらを適用するかは、KORG Gadgetの「設定」で切り替えます。

img_1037

 

ノブを回すジェスチャーの設定方法

iOSの「設定」を開き、「KORG Gadget」→「Knob Gesture」をタップ

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以下の設定画面で、“Liner”と”Rotary”を切り替えます。

img_1040

 

Knob Gestureを切り替えた後は、ガジェットパネルやミキサーなど、KORG Gadgetにおけるすべてのノブ操作で適用されます。

LinerとRotary、あなたのお好きなやり方に切り替えてくださいね。

 

「CUTOFFノブを回す動き」を記録させる

いよいよCUTOFFパラメータをリアルタイム・エディットしてみましょう。

まずRecボタンをタップしてRecモードに入ります。

そしてPlayボタンをタップすると、カウントに続いてトラックが再生されRec可能状態となりますので、お好きなタイミングでCUTOFFノブを操作してみてください。ノブの動きが記録されます。

img_1053

 

この時にLOOPがONだと、あなたの操作記録が上書かれ続けますので、エディットを思う存分繰り返しチャレンジできます。

Rec中にノブの操作をやめると、そこから記録が中断されます。この時、操作をしていない状態は記録されません。

ノブの操作を再開する事で、再びパラメータが記録(上書き)されます。

 

満足のいくエディットが出来たら、RecボタンをタップしてRecモードを解除しましょう。

Playをタップすると、あなたが直前に操作したCUTOFFノブが、自動的に動いてくれるはずです(まとめ動画参照)。

この状態を「オートメーション」といいます。

 

入力したパラメータをチェックする

パラメータ画面を開き、エディット状況を確認してみましょう。

ヘッダーの↕️ボタンをタップしてDublinのガジェットパネルを畳み…

image

 

パラメーター・プレビューをタップし、

image

 

表示されたパラメータ画面で、”VCF Cutoff”という項目をタップすると、以下の通りパラメータの変化が書き込まれている事がわかります。

このパラメータを、手描きで微調整するのもいいですね!

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(参考)タッチパネルを内側にピンチし、表示領域を拡大させる

ちなみに現在は”1 Bar”だけのパラメータ画面が表示されていますが、タッチパネルで内側方向へピンチ(親指と人差し指でつまむようなジェスチャー)すると、そのクリップに存在する最後のBarまで表示範囲を拡大できます。

img_1060

 

外側方向へのピンチで、表示範囲が狭まります。

ピアノロール画面でも同じように、「ピンチ操作」による表示領域の拡大/縮小ができますので、ついでに覚えておきましょう。かなり便利ですよ!

 

“Peak”パラメータをリアルタイム・エディットする

もう一つ、DublinのVCFセクションにあるPEAKというパラメータをエディットしてみましょう。いかにもシンセらしい、クセのある音色にするためのツマミです。

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PEAKは「レゾナンス」とも呼ばれ、CUTOFFで設定した周波数付近のピークを持ち上げる。。いや、今は意味不明でいいです。笑

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http://shiontype-works.net/music/DTM/AnalogSynth/VCF.html

 

このパラメータをある程度あげた上で、さきほどのCUTOFFを操作すると、音色変化がより実感できて面白いですよ。

もちろんCUTOFFをそのままで、PEAKだけいじるのもアリです。その両方もOK!

 

オートメーションを全削除する

手描きでのパラメータ・エディットの時と同様、フッターのFunctionボタンをタップして表示されるダイアログで「オートメーションを削除」をタップすれば、そのトラックのオートメーションを全削除できます。

エディット中のトラックすべてのパラメータ(今回だとTrack2のCUTOFFとPEAK)がリセットされますのでご注意くださいませ。

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まとめ動画

 

パラメータを駆使して、あなただけのオリジナルサウンドを!

Dublinに限らず、シンセ系ガジェットで最も簡単に音色変化を実感できるパラメータが、今回ご紹介したCUTOFFとPEAK(レゾナンス)でしょう。

シンセにおける音色作りは、この2つのパラメータをいじり倒す事が第一歩かと思います。積極的にお試しください。

KORG Gadgetのプリセット音色は強力で即戦力ですが、やはりシンセサイザーの醍醐味は「この世にない音を、思う存分自由に作れる」事ですからね!

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