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無料体験版 KORG Gadget Le との違いとは

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KORG Gadget 2 for iOSには「お試し版」としてKORG Gadget Leが用意されています。
iOS屈指のオールイン音楽制作アプリとはいえ、App Storeで取り扱われるアプリとしては比較的高価格帯なため、購入前に実際の使い勝手を体験できます。

このページでは「無料版」のまま使い続けることができるのかを含め、KORG Gadget 2 for iOS(以下「正規版」)との違いについて見ていきましょう。

目次

価格について

KORG Gadget 2 for iOSKORG Gadget Le
価格6,400円無料
価格は2022年12月現在のものです。

Leはデモバージョンなので無料で試すことができます。
いきなり未知のiOSアプリに6,400円を投入するのは勇気がいるでしょうから、筆者としてもまずLeを試してから、気に入ったら正規版を購入することをお薦めします。

作成できるソング数は?

KORG Gadget 2 for iOSKORG Gadget Le
ソング数無制限無制限

ソングとは文字通り曲のこと。正規版もLeも作ることのできる曲数に制限はありません。
ここまでは、なかなか太っ腹な感じですね。

使えるガジェット数は?

KORG Gadget 2 for iOSKORG Gadget Le
ガジェット数標準20(MAX44)3(条件により5)

ここからは、無料試用版ならではの厳しい制約が出てきます。
Leで使えるガジェット音源は。ドラムガジェットLondon、アナログシンセDublin、そしてマルチPCM音源のMarseilleのみです。

しかしドラム・ベース・上モノにフォーカスして曲作りができ、かえってわかりやすいと思います。このあたりの配慮はお見事。
とりあえず、KORG Gadgetに搭載されたシーケンサーやミキサーの使い勝手を試すには十分だと思います。

コルグ社製フィジカル・コントローラーや一部シンセを接続することで、5ガジェットをアンロック可能です。

使えるトラック数は?

KORG Gadget 2 for iOSKORG Gadget Le
トラック数無制限3(条件により5)

Leで使えるトラック数に関しても、ガジェット数と同じく。実質ドラム・ベース・上モノを1つずつという極めてミニマムな環境といえましょう。

その代わり時間数の制約はなし。トラックをどこまでもつなげることができるので、コルガジェを思う存分試すことができます。

コルグ社製フィジカル・コントローラーや一部シンセを接続することで、5トラックまで拡張できます。

エフェクトは使える?

KORG Gadget 2 for iOSKORG Gadget Le
エフェクトマスターエフェクト3(リバーブ、リミッター、別売ラウドネスマキシマイザー)
インサーションエフェクト14(コンプレッサー、サイドチェイン、EQ、フィルター、オート・ワウ、フェイザー、フランジャー、デシメーター、ディレイ、リバーブ、フィードバック・リバーブ、エンハンサー、エキサイター、サーチュレーター)
-

Leでは、リバーブやEQといった各種エフェクトを試すことができません。この辺りは仕方がないところ。

他の制約事項も教えて

ここからは、その他の違いを一気にお伝えします。

KORG Gadget 2 for iOSKORG Gadget Le
GadgetCloud対応oo
MIDIファイルへの書き出しo-
Abletonプロジェクト・エクスポートo-
iCloudへのアップロードo-
Dropboxへのアップロードo-
iTunesへのエクスポートo-
Ableton Live Liteバンドルo-
AudioCopy対応o-
Inter-App Audioo-
Audiobuso-
Ableton Linko-
AudioShare対応o-

Leでは、ほぼ正規版の付加機能を使うことはできませんが、唯一GadgetCloudだけは対応します。

GadgetCloudは、メジャーな音楽共有サービスSoundCloudの仕組みを利用することで、KORG Gadgetから自作曲をダイレクトアップできたり、ユーザー同士のウィークリーランキングにも参加できるコミュニティーサービス。

たとえ無料試用版といえど、未体験ユーザーにKORG GadgetというオープンワールドDAWの可能性を提示してくれます。

結論:Leを入れる意味って?

KORG Gadget Leのまま使い続けることは困難なれど、使い勝手を試す意味で十分入れる価値あり。

特に、これからトラックメイキングをやろうとする初心者ユーザーにとって、いきなり正規版に6,400円を支払うのは抵抗があると思います。
そこで用意されたのが無料体験版Leであり、ユーザーはフリーならではの制約下の中で思う存分試してみて気に入り、納得してから正規版を購入することができます。

このあたりはコルグの良心…であるのと同時に、巧みな販売戦略と言えるでしょう。

そんなLeで、ぜひKORG Gadgetの世界を体感してみましょう!

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この記事を書いた人

KORG Gadgetエヴァンジェリスト。 http://www.Gadget-Junkies.net 運営。ロックなダンスビートにピコピコサウンドを乗せ、昔のビデオゲームっぽい音楽も作ってます!

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