3.9 トラックにエフェクトをかけたい(IFX)

KORG Gadget 3 for iOSは、トラックごとに19種類のインサーション・エフェクト(IFX)が装備されていて、5つまで同時にかけることができます。
IFXに関する操作は、メイン画面とエディット画面で行うことができます。その手順を順に解説します。
メイン画面でIFXをかけるには
メイン画面のミキサーセクションにある、IFXボタン①をタップします。

エディット画面に移動し、Effectパネル②が表示されます。5つのスロットがあり、上から下へと信号が流れる仕組みです。

スロット③をタップして、目的のエフェクトを選んでください④。エフェクトをエディットするためのパネルに切り替わります⑤。


エフェクトを無効にするには、スロットの⏻⑥をタップしてOffにしましょう。再びタップするとOnにできます。

エディット画面でIFXをかけるには
エディット画面のガジェットパネルにある、Effectボタン①をタップします。

Effectパネル②が表示されます。5つのスロットがあり、上から下へと信号が流れる仕組みです。

スロット③をタップして、目的のエフェクトを選んでください④。エフェクトをエディットするためのパネルに切り替わります⑤。


エフェクトを無効にするには、スロットの⏻⑥をタップしてOffにしましょう。再びタップするとOnにできます。

KORG Gadget インサーション・エフェクト一覧
No Effect…そのスロットでエフェクトを適用しない。
Compressor(コンプレッサー)…サウンドに力強さをもたらす。
Sidechain(サイドチェイン)…うねりのあるグルーヴをもたらす。
EQ(イコライザー)…特定の周波数をブースト、またはカットする。
Filter(フィルター)…ある周波数から先の音をカットする。
Auto Wah(オート・ワウ)…ワウ効果を自動的にもたらす。
Fhaser(フェイザー)…「シュワシュワ」としたサウンドをもたらす。
Flanger(フランジャー)…うねりのあるジェットサウンドをもたらす。
Decimator(デシメーター)…レトロ感のあるデジタル音にする。
Delay(ディレイ)…音を遅延させつつ繰り返し、山びこ効果をもたらす。
Reverb(リバーブ)…サウンドに響きをもたらす。
Fb Reverb(フィードバック・リバーブ)…ノイジーな響きをもたらす。
Enhancer(エンハンサー)…低域と高域の音を強調し、抜けをよくする。
Exciter(エキサイター)…原音の倍音を強調し、埋もれたサウンドを前に出す。
Saturator(サチュレーター)…サウンドを歪ませ迫力をもたらす。
エフェクト操作に関しては、以下の記事もご覧ください。

📖 KORG Gadget 逆引きマニュアル
1.はじめに(イントロダクション)
3.トラック操作/ミキシング

- トラックの基本操作
- トラックを追加したい
- トラックを複製したい
- トラックを削除したい
- トラックのガジェットを変更したい
- ガジェットの並び順を変更したい
- 特定のトラックを消音したい(Mute)
- 特定のトラックだけを鳴らしたい(Solo)
- Mute/Soloをオールリセットしたい(Mute / Solo Off)
- トラックにエフェクトをかけたい(IFX)
- トラックのボリュームを調節する(Track Fader)
- トラック全体のボリュームを調節する(Master Fader)
- ノブ(ツマミ)の回し方を選ぶ(Rotary / Linear)
- トラックのステレオ定位を設定する(Pan)
- トラックにリバーブをかける(Reverb Send)
- トラック全体のリバーブタイムを調節する(Reverb Time)
- トラックのフェーダーやパンの動作を記録する(Automation)
- トラックのオートメーションをリセットする
- トラック全体の音圧を上げる(Limiter / DeeMax)
- トラック負荷を軽減してプチノイズを防ぐ(Freeze)
5.ガジェット楽器の演奏&操作

- ガジェット(音源)の選び方
- どんなガジェットがあるかを知りたい
- ガジェットパネルはどこにあるの?
- 新たなガジェットを追加する
- 今使っているガジェットを変更する
- ガジェットを一覧リストから選ぶ(List表示)
- お気に入りのガジェットをすぐに呼び出す(Favorite機能)
- 目的の音色を検索する(Search表示)
- プログラム(音色)に関する基本操作
- ガジェット内蔵のプログラムを呼び出す
- ガジェット内蔵のプログラムを「音色番号順」に呼び出す
- エディットしたプログラムを保存する
- 保存したユーザープログラムを呼び出す
- ユーザーフォルダ内の全プログラムをエクスポート/インポートする
- ガジェットの演奏と基本操作
- シンセサイザー・ガジェットを演奏する
- 演奏する音域を上げ下げする(Oct Position)
- 演奏する時の音階を設定する(Scale Type)
- 鍵盤で発音する「調」を設定する(Key)
- 鍵盤の数を増減する(Oct Range)
- 演奏するスケールの鍵盤数を増減する(Scale Step)
- ガジェットが小さく演奏しづらいので、表示を拡大させる
- ドラム・ガジェットを演奏する
- ノブの操作方法を変更する(Liner/Rotary)
7.MIDIレコーディング&編集

- ピアノロール/ノート/オートメーションとは?
- ピアノロールの基本操作
- 「リアルタイム入力」と「ステップ入力」の違いとは?
- リアルタイム入力でMIDIレコーディングを行う
- リアルタイム演奏時のズレを防ぐ(Quantize)
- クリップの一部だけを繰り返して再生・録音する
- ステップ入力でMIDIレコーディングを行う
- ノートの削除方法を知る
- ノートの長さを変える
- 複数のノートをまとめて移動or削除orコピーor複製or全選択する
- ノートを一発で全選択する
- コピーしたノートを、別のトラックやプロジェクトにペーストして使う
- 選択したノートを1オクターブずつ上下させる
- 選択したノートのベロシティー(音量)を変更する
- ピアノロールを全画面表示させる
- ピアノロールのマス目(グリッド)数を変更する
- ノートを3連符で入力したい
- ピアノロール画面を一本指、または二本指でスクロールさせる
- ピアノロール画面を拡大/縮小表示させる
- 小節数(Bar)を変更する
- オートメーションの基本操作
- オートメーションをリアルタイム入力で適用する
- オートメーションを手作業で適用する
- オートメーションをより滑らかに変化させる
- 記録済みのオートメーションをリセットする
- 直前の操作を取り消す/やり直す(Undo/Redo)
9.Tips & テクニック

- 音が途切れたり、プチノイズを解消する
- 動作の軽いガジェットに置き換える
- トラックをフリーズさせる
- オーディオ・レイテンシー値を見直す
- オートメーションを滑らかに描く
- メトロノームの音量を調節する
- ヘッダーのバーが点滅するのを防ぐ
- 小さくて使いづらいガジェット・パネルを拡大表示する
- ピアノロールやガジェットの鍵盤を、通常の並び(ドレミファ…)にする
- グリッドに依存せず自由に録音する(Quantize Off)
- アンドゥを直前だけでなく、任意の場所から行う(Undo長押し)
- シーンを任意の位置から再生する
- トラックのカラーを変える
- iPad専用アプリのガジェットをiPhoneでも使う(リモート・インストール)
- 曲作りの息抜きに「ブロック崩し」で遊ぶ
11.設定とカスタマイズ
近日公開予定
2.プロジェクト操作
4.楽曲展開に関わる操作
6.エフェクト操作(内蔵FXとiFX)
8.Audioレコーディング& 編集
10.外部プロダクトとの連携
近日公開予定